2012年4月23日月曜日

再構成用サーバ 事例1

先日、初めてRedBullを飲みました。

名前はどこかで聞いたことがあったのですが、そもそもこれって何飲料?というのが気になりまして。
価格も普通のより高いので、その謎を解き明かしてやる!くらいの意気込みで買ってみました。


なるほど、要するに栄養ドリンクなわけですね。
高いのも納得です。
リポビタンDと、デカビタ・マッチの中間みたいな立ち位置でしょうか。

普段、あまり栄養ドリンクのお世話になることはないのですが、私も良い感じに体力が衰えてきていますので、今日の朝もお世話になることにしました。
一口飲んだだけで、鼓動が速くなったような気がして、もう、RedBullとタバコの相性は最悪だな、というのを実感しましたw

ひとまず、月曜日ですので、気合い入れるためにもここでイッパツ行くのは間違っていないはず…と思いつつ、「月曜からこれに頼って、週末までもつのか…?(;´Д`)」と気になる今日この頃です。




【要望】

OS:RHEL 5 or 6

CPU:Xeon Quad Core x2 2.66GHz以上
メモリ:8GB
HDD:320GB RAID 1(システム)、1TB x8 RAID 6

PCI-E x16:1本以上

RAID 1とRAID 6をカードで分ける

シャーシ:3~4U 奥行686mm以内 HDD 10台以上搭載可


【弊社が提案したPCの構成】

OSRed Hat Enterprise Linux Server Standard 5.7
チップセットIntel i5520+ICH10R E-ATX LGA1366
CPUIntel Xeon E5640 2.66GHz(TB 2.93GHz)/12MB
QPI=5.86GT/s 4C/8T 80W x2(計12C/24T)
メモリ合計12GB DDR3-1333 PC3-10600 ECC Registered 2GB x6
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5" x2(RAID 1:500GB)
1TB S-ATA 7200rpm 3.5" x8(RAID 6:6TB)
※いずれもニアラインストレージ
光学ドライブDVD-ROMドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E Gen2.0(x8) x2 / PCI-E(x4) x1 / PCI x2
筐体3Uラックマウントシャーシ 800W リダンダント電源
外形寸法幅437x高さ132x奥行648(mm)
その他RAIDカード:Adaptec ASR-51245
SAS/SATA 内部12+外部4ポート PCI-E(x8)
備考




ケースはちょっと珍しい3Uです。
2Uなら3.5" HDDを12台搭載できるストレージの事例がありますし、1Uや4Uは事例がゴロゴロ転がっていますが、3Uは中々採用する機会がないですね…。

3Uですと、フルハイトのカードを搭載することができます。
2Uの場合は、LP(Low Profile/ロープロファイル)のカードを使うか、もしくはライザーカードを使えば、フルハイトのカードを使うことができます。
「フルサイズ(フルレングス)」のカードが搭載できるかどうかは別問題ですので、ご注意ください。


…この件とは関係ありませんが、LP(Low Profile/ロープロファイル)は恐らく皆さん同一のサイズ(規格)を指していると思いますが、「フルサイズ」「フルハイト」「フルレングス」って、どうにも統一できてなさそうなんですよね…。

「これが正しい」というわけではなく、「多くの人がこう認識している」という前提のお話です。

「フルハイト」は、幅を指し、LP(Low Profile/ロープロファイル)と対を成す単語です。
※"Height"は「高さ」じゃないですか!と思わないでもないですが、あえてスルーです。
 強いて言えば、ラックマウントや横置きデスクトップ、フロアマウント(バックプレーン)にカードを刺した場合、カードが縦向きになりますので、そういう意味では「高さ」かな、と。

「フルレングス」は長さを指し、規定では312mmとされています。
シャーシにカードエンド(カードの端っこを支える機構)があった場合、これ以上長いと、カードが入りませんので、基本的にはこの長さで統一されています。
ちなみに、ハーフ(ショート)は173mmですので、フルレングスの半分、というわけではない辺りがミソですね(何

「フルサイズ」がとても曖昧ですが、私は「フルレングス」=長さととらえています。
が、「フルサイズPCIカード」と言われた場合は、念の為、「長さのことですよね?幅のことではありませんよね?」と確認を取るようにしておりますw
というのも、SBC(Single Board Computer)はフルサイズのカードとハーフサイズのカードの2種類に分かれており、名称の基準が長さの違いとしているためです。


ちなみに、こういったAddonカードは、長さに関して一応規定はあるものの、結構曖昧というか自由に作られている感があります;
まぁ、少なくともフルレングスより長いカードは、「規定外」ということになりますねw


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回使用したシャーシです。

3Uになると、HDD16台にスリム光学ドライブも搭載できる余裕があります。
問題は、その16台に対してケーブルをどう割り当てるかですね…。
どこのポートがRAIDカードからで、どこのポートがオンボードなのか…この辺は、案件次第ですね。 

2012年4月20日金曜日

特殊仕様サーバ 事例3

あぁ、今日もタバコが美味い(*´Д`)y-~~~

前回の投稿から一転しますが、どうやら、単純に一時的な体調不良だったようですwww
タバコをやめる話は保留ですね。

人間、手遅れにならないとわからないものです。
ってわかってて、手遅れになる前に手を打たないのも人間です。

人間。




【要望】

用途:サーバ

OS:Windows Server 2008 R2

メモリ:4GB
HDD:RAID 1+バックアップ(全て1TB、24時間稼働対応)

保証:5年


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows Server 2008 R2 Standard Edition 日本語
チップセットIntel Q35+ICH9DO M-ATX LGA775
CPUIntel Pentium Dual-Core E5800 3.20GHz/2MB FSB800 65W
メモリ合計4GB DDR2-800 PC2-6400 2GB x2
HDD1TB S-ATA 7200rpm 3.5" x2(System / RAID 1:1TB)
1TB S-ATA 7200rpm 3.5" x1(Backup)
※いずれもニアラインストレージ
光学ドライブDVD-ROMドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
サウンド内蔵サウンド機能
ネットワーク10/100/1000Base-T x1
外部I/FUSB 2.0 x8 / シリアルポート x2 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E(x16) x1 / PCI-E(x4) x1 / PCI x2
筐体ミドルタワー 420W 永久保証電源
外形寸法幅210x高さ426x奥行440(mm)
その他リムーバブルラック オウルテック OWL-BF90SA x3
備考RAID:on board(Host RAID)
5年保証




サーバー導入案件で、リピートで納入させていただいている事例です。
OSは案件次第でWindows Sever 2003になったりWindows 7になったり、ウイルス対策ソフトがあったりなかったり、CALの数が変動したり、HDDやメモリの容量が増えたり減ったりしますが、基本構成はこんな感じです。
Windows Sever 2003の場合は、Windows Sever 2008のOPライセンスとWindows Sever 2003のディスクキットをご購入いただき、ダウングレードする形で提供させていただいております。

同じ仕様のHDDレスPCを予備機として、不具合があった際には、HDDを入れ替えてお使いいただく形で、ダウンタイムを少なくする対策を取っております。
リムーバブルラックは、そのHDD入替の手間を少なくするためですね。


ちなみに、Windows Server 2008でQ35のオンボードRAIDを使う場合、ストレージマネージャをインストールするために.NET Framework 3.5が必要になります。
Windows Server 2008には.NET Framework 3.5がインクルードされていますが、初期段階ではインストールはされておらず、手動でインストールする必要があります。
Windows Server 2008上で.NET Framework 3.5をインストールするには、「管理ツール」→「サーバー マネージャー」→「機能」→「機能の追加」→「.NET Framework 3.5.1 の機能」にチェックを入れてインストールします。
※依存関係にあるサービス(IIS等)も一緒にインストールする必要がありますので、そちらも合わせてインストールしてください。

うろ覚えですが、確かweb上から.NET Framework 3.5のインストーラをDLして実行しても、インストールできなかった記憶がありますので、ご注意をば。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←Windows Server 2008 R2上で.NET Framework 3.5をインストールする画面(サーバーマネージャーの「機能」画面)です。

インクルードされているのは良いのですが、web上にあるインストーラでもインストールできるように作っておいてくれればいいのに…と思わないでもないですw 

2012年4月18日水曜日

設備用PC 事例5

最近、タバコをやめようかなぁ…なんて考えています。


べっ、別に、また休煙しようとか禁煙活動に感化されたワケじゃないんだからねっ!?///


…最近もう流行らないですよねー、ツンデレネタ。
一部の人には「流行とかそういうんじゃないんだな!/でござるよ!」とか言われそうですが。


さて置き、なんでそんなことを思い始めたかと申し上げますと、近頃、下記のような症状が発生しているためです。
  • 自分のタバコのニオイが気になる
  • 頭痛、肩こりが通常よりヒドい
  • タバコがまずい
  • 普段より、1本当たりの吸う量が減った(途中でもういらなくなる)

これら、いずれも風邪などの体調が悪い時に発生する症状です。
喫煙者の方であればわかると思いますが、喫煙者にとって、タバコは体調のバロメーターみたいなものでして、一時的なものであれば、「あー、今体調悪いんだなー」と客観的に判断することができます。
しかし、これが現在数日続いておりまいて、「体調悪い…(;´Д`) っていうか、体調悪いの、タバコのせいじゃね?」ということにやっと気づくことができました。

さすがに、自覚できるレベルで体調に影響を及ぼし、味もまずく、ニオイも気になる…となると、吸う意味が見いだせません。
ちょうど30歳目前ということもあり、もしかしたら良い機会なのかも、とも思います。
もちろん、タバコは喫煙者間のコミュニケーションツールであったり、一息休憩を入れたい時や手持無沙汰を解消してくれる、とても有用な道具です。
特に私は後者の面でタバコを重宝していましたので、これに取って代われるツールがあれば、とっととタバコなんぞやめて、そっちに飛びつくのですが…。
口唇欲求を満たせば良いとも考えられますが、ガムやアメは「休憩等の、一時期的・短時間での消化」ができませんし、休憩の度に歯を磨くというのも、「どんな性癖ですか」と疑われかねません。


中々解決策が見つからずに数日経ちますが、そのうち進展があったりなかったりするかもしれません(;-ω-)
この機内に良い解決策をご存知のお医者様がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますと幸いです(*´ω`)




【要望】

OS:Windows 7 Pro 64bit

CPU:Core i7 2600かXeonの同程度
メモリ:16GB


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows 7 Professional 64bit 日本語
チップセットIntel C204 M-ATX LGA1155
CPUIntel Xeon E3-1270 3.40GHz(TB 3.80GHz)/8MB
4C/8T 95W
メモリ合計16GB DDR3-1333 PC3-10600 ECC Unbuffered 4GB x4
SSD256GB S-ATA MLC 2.5"
Crucial m4 CT256M4SSD2
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオATI FirePro V4800 R 1GB PCI-E DVI x1 / DisplayPort x2
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x1(Keyboard/Mouse)
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E(x4) x2 / PCI x1
筐体ミニタワー Silverstone TJ08-E + 600W 永久保証電源
外形寸法幅210x高さ374x奥行385(mm)
その他EIZO FlexScan SX2262W-BK
EIZO RadiForce RX430
EIZO RadiCS UX1
備考初回設置設定(EIZO器機)




今回も、前回前々回前々々回と同じ案件の事例です。
こちらは、画像ビューワーPCとしてお使いいただいております。


見積当初は別メーカーの筐体だったり、SAS HDDを搭載していたり…だったのですが、ちょうどご注文いただいた際に終息になってしまったり、納期未定になってしまいまして…;
どちらも入手困難な状況でしたので、納期のこともあり、代替を選定し、ご案内させていただきました。

ケースに関して、元々検討していたのは、AbeeのAS Enclosure DX3(ASE-DX3-BK)でした。
今回のケース選定は、初期段階で「ある程度小型(M-ATX)」、「SASのHDDが高回転型で、追加のビデオカードもあるため、冷却がしっかりしているもの(HDDへファンの風が当たるもの)」という内容で検討しておりましたので、代替品に関しましても、同等の仕様で選定しました。
Abee AS Enclosure S7が同一メーカーの代替商品になりますが、サイズ的には奥行きがかなり大きくなってしまうので、もう一点Silverstone TJ08-Eを紹介させていただき、お客様に選んでいただきました。

SAS HDDに関しては、タイの洪水の影響がモロに出ておりましたので、こちらは速度や騒音、発熱等を考慮し、SSDに変更させていただきました。
SASカードも不要ということになりましたので、外しております。
これらの変更による差額は、別製品で相殺させていただいておりますw


また、今回はEIZO器機を用いるということで、EIZOの技術者による初回設置設定を含めております。
以前の事例もそうでしたが、EIZOディスプレイを使う場合…特に医療系では、EIZOが推奨していることもあり、グラフィックボードはFirePro一択ですね。
何となく、解析・CAD系はQuadro、医療(読影等)系はFireProという感じですね。
もちろん、用途によって医療系でもnVidiaを使うことはありますし、別の分野ではMatroxも使われていますので、必ずしも決まっているわけではありませんが…。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回使用したシャーシです。

普段あまりこういったアルミ系シャーシ(と言っても、中の骨組みは鉄です)は使いませんので、外側が傷つかないよう、細心の注意を払って作業しております。
軽くて良いのですが、傷つきやすいんですよね…。 

2012年4月17日火曜日

設備用PC 事例4

毎日投稿していると「この欄」に書くネタがなくなってしまいますね。
本編(下記)のほうはネタが尽きないというのに。
これでは私がどれだけリア充じゃないかを証明してしまうようなものですね。


とは言いつつも、例年に比べて、今年は休日の予定の埋まり具合がハンパないです。
学生時代は、手帳に予定が入れば入るほど楽しかったものですが、ここ数年は、休日に休むこと、落ち着ける場所があることこそ大事なことなんだなというのを実感しまくる日々でした。
そんな中で、予定があること…めんどくせえな誘ってくれる友人がいてくれるというのは、何物にも代えがたい人生の宝物ですね。

人生に、思い出という名のスパイスをちょっとふりかけて、おいしくいただけるよう、今を精一杯生きようと思う今日この頃です(*´Д`)




【要望】

OS:Windows 7 Pro 64bit

メモリ:8GB
HDD:500GB

シリアルポート x2


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows 7 Professional 64bit 日本語
チップセットIntel Q67 M-ATX LGA1155
CPUIntel Core i7 2600 3.40GHz(TB 3.80GHz)/8MB
4C/8T 95W
メモリ合計8GB DDR3-1333 PC3-10600 4GB x2
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5"
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
サウンド内蔵サウンド機能
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 3.0 x2 / USB 2.0 x8 / シリアルポート x1 /
PS/2 x1(keyboard/Mouse)
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E Gen2.0(x4) x1 / PCI-E(x1) x1 / PCI x1
筐体ミニタワー 600W 永久保証電源
外形寸法幅180x高さ352x奥行393(mm)
その他追加COMポート(合計2)
備考




今回の事例も、前回前々回にご紹介した案件の一部です。
こちらはモダリティ装置としてお使いいただいております。
モダリティ装置とは?という方は、コチラ
特定の器機を指す呼び名ではありませんので、ちょっとわかりにくいかもしれませんね…。

仕様的には、前回ご紹介した事例を多少変更した程度です。
これに、EIZO FlexScanを合わせて納品させていただいております。


PC構成の一覧には書かれていませんが、この事例以降、CPUファンを変更しております。

以前ご紹介したSandy Bridge検証で、リテールクーラーではTDP 95W製品にとても耐えられないと書きました。
それに伴って、しばらく弊社ではサイズ 刀3クーラー(SCKTN-3000)をTDP 95W製品用として標準採用していたのですが、これはこれで問題がありました;

Sandy Bridge世代のマザーボードから特にそうなのですが、CPUを搭載する位置が、以前よりケースのフロント側に寄ってるんですね。
そういった背景もあって、この特徴的な斜めフロー が災いして、弊社標準のミニタワーケースで採用するに当たり、「3.5"シャドウベイにHDDを搭載すると、SATAケーブルがCPUファンに干渉するギリギリ」ということが発生してしまったのです;
ギリギリなので、一応干渉はしないのですが、危険です。

ということもあって、3.5"シャドウベイではなく、5"ベイに、3.5"→5"マウンタを加えてHDDを搭載することで回避策を取っていたのですが、「それもちょっとどうよ?」という話が挙がり、再度CPUファン選定が始まりました。
結果的に採用が決まったのは、CoolerMaster Hyper 101(RR-H101-22FK-RU)です。
条件は、「弊社標準のミニタワー内に収まること」「TDP 95W製品を十分に冷やせること」「LGA1155に対応すること」「ケースフロント側に出しゃばらないこと」ですw

残念ながらすでに終息傾向にあり、現状での入手性はかなり厳しい状態ですが、ある程度の数を購入していますので、しばらくはこれで行く予定です。
後継の予定も今のところはないということで、在庫がなくなった際には、改めてCPUファン選定を行うことになると思います。


気になる方は、是非是非コチラへ。


CoolerMaster Hyper 101(RR-H101-22FK-RU)です。

サイズ的にも性能的にもベストな選択肢でした。
後継が出てくれれば…ッ!

2012年4月16日月曜日

設備用PC 事例3

もう随分と前の話になってしまいますが、Google Notebookのサービスが終了してしまいましたね。
メモ帳として結構重宝していたので、非常に残念でした。

というのも、iGoogleにガジェットとして用意していましたので、URLやテキスト情報をコピペするだけで、自動保存してくれるのが非常に楽だったためです。
今はGoogle Documentを代替えとして…というのがGoogleの意向ですが、いちいちノート用のファイルを作ったり開いたりというのは面倒です(自動保存はしてくれますが、それはwebサービスならもはや必須機能ですね)。

というわけで、今代替えとして活用しているのはEvernoteと無難なところに収まりましたが、結局これもノートを開いて編集して…と、手間は変わらないか、むしろGoogle Documentに比べて1クリック分くらい多いような気がしています。
それでもEvernoteを選択した理由は、ブラウザに限って言えば、Evernote Web Clipperがあるおかげで、今までと同等以上のことができるからですね。
いやー、便利便利。
と言いつつも、もっと便利なツールがあれば、どんどん使ってみたいところです。

以前は、IT関連の気になる記事も、URLだけメモっておいて、後で時間ができたら読む…という風な形式にしていましたが、今はTwitterでお気に入りにしておいて、後から内容を確認する、という風な形にしています。
世に出てくるツールはいろいろ便利ですが、自分に合うツールを探す、ではなく、今ある便利ツールを自分のやり方に合わせる、もしくは自分のやり方を変えるなど、柔軟な発想も重要ですね。




【要望】

OS:Windows 7 Pro 32bit

SSD 120GB


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows 7 Professional 日本語
チップセットIntel Q67 M-ATX LGA1155
CPUIntel Core i3 2125 3.30GHz/3MB 2C/4T 65W
メモリ合計4GB DDR3-1333 PC3-10600 2GB x2
SSD120GB S-ATA MLC 2.5"
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
サウンド内蔵サウンド機能
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 3.0 x2 / USB 2.0 x10 / シリアルポート x1 /
PS/2 x1(keyboard/Mouse)
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E Gen2.0(x4) x1 / PCI-E(x1) x1 / PCI x1
筐体スーパーミニタワー 300W
外形寸法幅140x高さ323x奥行276(mm)
その他追加COMポート(合計2)
Microsoft Office 2010 Personal
備考




前回紹介した事例と一緒の案件です。
こちらはクライアントPCですね。
今回もハードウェア的には特筆する点はありませんので、あまり参考にならないマメ知識なぞ。


Intel 6シリーズから、UEFI BIOSが採用されるようになり、ストレージ周りの設定が大分変りました。

まず、2TB以上のパーティション(GPTパーティション)でのOS起動に対応するようになっています。
ただし、UEFI BOOTがEnbaleになっていることと、マザーボードによっては、インストール時の光学ドライブのブートデバイスを、「光学ドライブ」ではなく「UEFI:光学ドライブ」で指定する必要があったりしますので、ご注意ください(詳細は、マザーボードのマニュアル等をご確認ください)。
あと、当然ですが、GPTパーティションをサポートするOSでしか使えませんので、Windows XPなどではお使いいただけません。

また、SATAモードのデフォルトが、AHCIになっているのもちょくちょく見かけます。
今回の事例で使用したマザーボードも、SATAモードのデフォルトはAHCIでした。
Windows 7やLinuxであれば、弊社でもAHCIでインストールしていますが、Windows XPではIDEモードに変更する必要があります。
と言っても、デフォルトがIDEモードのマザーボードもよくありますので、お使いになるOSに応じて、マザーボードのSATAモードがどうなっているか、先にご確認いただくのが良いと思います。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回使用したマザーボードのUEFI BIOS画面です。


ASUSみたいにマウスが使えるデザインもあれば、このような、昔までのBIOS画面を踏襲した、違和感をなくすようなデザインにしてあるものもあります。
あくまで「見た目」です。

2012年4月13日金曜日

FMサーバー事例

ここ数ヶ月、全然投稿できてなかったのを払拭するかのように、今週は毎日投稿することができました!(>ω<)ノシ


…ブログ開設1年目はこれがデフォルトだったんだよなぁ…( ´Д`)y-~~~

よくやってたなというか、よくできたなというか、どれだけ仕事熱心なのかt頑張ってたあの頃を思い出します。
今でも、通常業務に支障が出ない程度に頑張ってますけど!


ネタは今ならまだたくさんありますので、どんどん放出していきます!
今更もうネタ切れを恐れる必要はないッ!




【要望】

OS:Windows 7 Pro 32bit

HDD:500GB x2(RAID 1)

1Uシャーシ


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows 7 Professional 日本語
チップセットIntel C204 ATX LGA1155
CPUIntel Xeon E3-1230 3.20GHz(TB 3.60GHz)/8MB
4C/8T 95W
メモリ合計4GB DDR3-1333 PC3-10600 ECC Unbuffered 2GB x2
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5" x2(RAID 1:500GB)
光学ドライブDVD-ROMドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x8) x2 / PCI-E Gen2.0(x4) x2
筐体1Uラックマウントシャーシ 350W
外形寸法幅426x高さ43x奥行574(mm)
その他
備考RAID:on board(Host RAID)




ハードウェア的には特筆することがないのですが、これを含め、クライアントPC等で合計40台近くを某企業様へ導入させていただいた案件がありましたので、ご紹介させていただきました。

2011年11月頃に受注したものの、完納したのが2012年1月になってしまいました;
もちろん、受注前に納入スケジュール等を打合せしておりましたので、問題はありません。

いやー…その当時、あり得ない台数を受注してしまっており、生産ラインがパンパンだったのです…。
月毎の受注台数、出荷台数の記録も更新しました。
このブログを休んでた時ですねw

弊社ではPC組立を専門で作業を行っているスタッフがおりまして、通常は1人で組み立てているのですが、さすがにこの時だけは、納期の関係もあり3人体制で組立を行い、セットアップとチェックはスクランブルで行っていました。
もちろん、トラブル(パーツ不良、パーツの入荷遅れ等)はある程度つきものですが、作業自体は標準化されておりますので、品質を下げるようなことはございません。


パーツを確保するコンテナを置くところをどれだけ整理しても、PCケースをどれだけ高く積み上げても、物理的な限界はやはり訪れるもので…。
数が多くなってくると商品管理部としてはテンションが上がってくるのですが、技術部としては、それを通り越して、逆に冷静になってしまうという経験もできました。
お客様には、日々勉強させていただいております。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←パーツを集めるコンテナを使いきっても足りないくらいに、受注してた当時です。

と言っても、コレ、多分ある程度落ち着いてきた時ですね…。
ヒドかった時は、コンテナとケースとラックマウントシャーシで、廊下を埋め尽くしていましたw
写真に写っていない部分にまでパーツ確保のコンテナが並んでいましたので、軽くキャパオーバーです。

「作っても作っても減らない…!」を実感した日々でしたw 

2012年4月12日木曜日

Windows 2000 事例8

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|Д`) < イマナラ トウコウ デキソウダ...




【要望】

OS:Windows2000 SP4

DELL Optiplex GX200相当(I/Fを含む)もしくは以上の性能
CPU・メモリ・HDD・ビデオ等は、安定動作する範囲で高スペックでも可

シャドウベイにHDD(IDE/SATA)組込
5"ベイにCD-R/W(IDE/SATA接続)、MO(230MB、SCSI接続)組込

SCSIカード:adaptec AHA-2940AU/JA PCIに装着
シリアルカード:Digi AccelePort Xr PCI 8 port S-422 Serial Card PCIに装着

RS232Cシリアルコネクタは2ポート必要
LANは100Mbps必要
ビデオはオンボードで1280*1024以上
キーボード、マウスはPS/2

筐体サイズ:デスクトップ型 165(H)*419(W)*445mm(D)以下


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows 2000 Professional
for Embedded Systems SP4 日本語
チップセットIntel G33+ICH9 ATX LGA775
CPUIntel Core2 Duo E8400 3.00GHz/6MB
FSB1333 65W
メモリ合計1GB DDR2-800 PC2-6400 1GB x1
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5"
FDD内蔵FDドライブ
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
サウンド内蔵サウンド機能
ネットワーク10/100/1000Base-T x1
外部I/FUSB 2.0 x6 / シリアルポート x1 / パラレルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E(x16) x1 / PCI-E(x4) x1 / PCI-E(x1) x1 / PCI x4
筐体横置きデスクトップ 420W 永久保証電源
外形寸法幅426x高さ154x奥行430(mm)
その他SCSIカード Adaptec AHA-2940AU
MOドライブ Fujitsu MCP3064SS SCSI 640MB
シリアルカード Digi AccelePort 8r-PCI EIA422 DB25
追加COMポート(合計2ポート)
備考




構成的には以前ご紹介した事例を多少変更した程度です。

今回特筆する部分は、SCSIカードでしょうか。
SCSI製品に関しては、カードにしてもドライブにしても、ほとんどの製品が終息しており、入手はいずれも困難です。
後継の規格としてSASがある現状では、今後新しく製品が開発されることはないと思います。


MOドライブも、現状を鑑みるに、すでに終わってしまった規格と言わざるを得ません。
探し回って何とか入手できたのは、SCSI接続製品でしたので、SCSIカードと合わせてご案内させていただきました。

ハードウェアに限らず、現在ある資産を活かすために、昔の規格の製品を継続して使わざるを得ない状況というのは、結構あるものですが、中々ご提供が難しくなってきている昨今です。
旧OSに対応したPCを現状でも販売している弊社としても、いつまでこういった製品をご提供できるかはお約束できませんが、可能な限り、継続してご案内できるよう努力させていただく所存です。
もちろん、中古であれば探せばいくらかは出てきますが、保証の問題もございますので、原則としては新品でご案内できるものを今後もご紹介していきます。


また、お客様からご指定いただいた、Digi AccelePort Xrに関しましては、納期が若干かかってしまいますが、入手性としては特に問題ございません。
と言っても、普段から取り扱っている製品ではありませんので、常に入手状況を把握しているものではありません。
ご必要の際には、お問い合わせください。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←Adaptec AHA-2940AUです。

昨年EOLが発表され、現状ほぼ入手不可の製品です。
SCSIカードの最後の砦のような製品でした…。 

2012年4月11日水曜日

小型PC 事例9

現在進行形ですが、社内ではいろいろと検証を行っております。

最近では、いつの間にか出ていたWindows Server 8 β版の評価であったり、X79とLinuxの動作検証であったり、VT-d環境でのWindows NT 4.0 WS動作検証であったり、Ubuntu 10.04におけるビデオカードの動作確認であったり、Z77マザーボードの動作確認(まだIvy BridgeのCPUは入荷していませんが…)であったり…。
できれば、それぞれ評価や検証の目的と、その結果、考察、備考etc...といった内容を投稿したいのですが、いかんせん、まとめてる時間がありません;
定型を作った方がいいのかもしれませんねー…。
頑張ります!





【要望】

OS:Windows XP

CPU:Core2 Duo程度

SSD:64GB

PCI x2

筐体サイズ:幅220mm以下、高さ233mm、奥行390mm程度


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows XP Professional
for Embedded Systems SP3 日本語
チップセットIntel Q45+ICH10DO PICMG 1.0 LGA775
CPUIntel Core2 Duo E7600 3.06GHz/3MB FSB1066 65W
メモリ合計2GB DDR3-1333 PC3-10600 1GB x2
SSD64GB S-ATA SLC 2.5"
Transcend TS64GSSD25S-S
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / PS/2 x2
内部I/FPCI x4 / PICMG 1.0 x2 / ISA x1
筐体フロアマウント 420W 永久保証電源
外形寸法幅240.2x高さ154.7x奥行401.4(mm)
その他バックプレーン:Axiomtek ATX6022/6
備考




昨年辺りから、弊社でもバックプレーン+SBC構成のPCを納品する機会が増えてきました。
「小型(筐体のサイズに指定がある)」+「PCI等のバスを何本か使う」となると、それしか選択肢がないんですね。
いや、実現可能かどうかというだけだったら、世の中は広いので、他にもいろいろとやりようはあるのですが、弊社として選択できる選択肢かどうか、ということですね。

というわけで、今回もPCI 2本が使える小型筐体ということでご要望をいただきましたが、結果的には若干大きくなってしまいました;
何とかお客様の許容範囲内でしたので、一安心…。
ま、まぁ、幅に関しては、縦横90度回転してもらえれば、クリアしますしね!


PCIの本数は4本と、ご要望よりオーバーなスペックになってしまいましたが、SBCに搭載するCPUファンの高さや、SBCに接続するケーブル等の厚みもありますので、バックプレーン上にはPCIが4本あると言っても、実質使えるのは3本だったりすることもあります。
以前、筐体に搭載されている電源ユニットが、PCIスロットを1つ潰してしまうような位置に搭載されていた例もあり、「何を考えているのかわからない…」と思ったこともありました。
こういったこともあって、CPUファンを薄型にしたり、PCIボードを搭載できるようなスペース確保できるようなケーブリングにしたりしておりますが、意図せずPCIのスロットが使えなくなってしまう可能性も考慮して、バックプレーンの種類(必要なバスの本数)を選定するようにしております。

また、今回はCPUファンを1U用のクーラーにしたのですが、CPU付近のコンデンサに干渉してしまい、CPUファンの足が奥まで入らない…といった不具合もありました;
別の1U用CPUファンも試してみましたが、どの向きにしてもコンデンサに干渉してしまい、結局リテールの付属ファンを使わざるを得ないことに…;
厚みの面ではちょっと難アリですが、安定性を重視し、且つPCIは2本最低でも使えるようにスペースを確保し、納入させていただきました。


他にも、バックプレーン+SBC構成は何かとトラブルが発生しがちですが、毎回良い勉強をさせていただいておりますますw


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回使用したSBCです。

Q45でDDR3-1333。
それはまだ良いとして、CPU付近のコンデンサ!

←今回使用したバックプレーンです。

上でも触れていますが、多少余裕を持ったバス数のバックプレーンを選んでおいた方が、間違いないですね。 
←今回使用したシャーシです。

縦置きにすれば、幅は220mmに収まりますヨ!w

2012年4月10日火曜日

研究・開発PC 事例15

投稿できる時に投稿しておきませんとね!


今週頭に各メーカーからIntel 7シリーズのマザーボードが発売され、店頭では大賑わいと聞いております。
かくいう私も、Ivy Bridgeに合わせて自宅PCを刷新し、音楽環境も64bitで構築し直そうと、現在準備を進めております。
今まで使っていたVSTプラグインはある程度引き継ぎますが、PCからDAWから一気に64bitへ移行します。
こういうのは、ある程度まとめてやった方が気持ち良いんですよねー。

Windows 7が発表され、64bit化が大分進んできてはいるものの、なんだかんだで32bitに依存してしまう部分は若干残ってしまいます。
というのも、やはり使い慣れたシステムであったり、対応状況が遅かったり…と、理由は様々ですが、これって、Windows NTや98、2000、XPが未だに必要とされてしまうことに似ているなぁと。
コストとの兼ね合いになりますが、ソフトウェアは、ハードウェアへの対応があってナンボですので、日進月歩のこの業界、ハードウェアの進化に合わせてソフトウェアも更新していかなければならない、そういった先のことを考えたシステム作りというのが重要になってくるのではないかと思う今日この頃です。

まぁ、ビジネスですので、保守も考慮していくと、プロプライエタリなシステムになってしまうのも仕方ないとは思いますけどねw
あと、ハードウェアにそれほど依存しない問題であれば、仮想PCという逃げ道もありますし、ちょうど今日ご紹介するVT-d技術も進化していますので、今後はまた状況も変わってくるのかもしれません。




【要望】

用途:社内製ソフトウェアの動作確認

OS:Windows7 Pro 64bit

マザーボード:VT-x、VT-d対応の物

CPU:Core i7(VT-x、VT-d対応の物)
CPUクーラー:オススメのもの

メモリ:支給品
グラフィック:Geforce GTX 560 Ti
Cドライブ:SSD(支給品)
Dドライブ:HDD 2TB

ケース:CoolerMaster Silencio 550

仮想PCソフト(VMWare or VirtualPC)を使用する予定


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows 7 Professional 64bit 日本語
チップセットIntel Q67 M-ATX LGA1155
CPUIntel Core i7 2600 3.40GHz(TB 3.80GHz)/8MB
4C/8T 95W
メモリ支給品
SSD支給品
HDD2TB S-ATA 7200rpm 3.5"
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオnVidia GeForce GTX 560 Ti 1GB PCI-E DVI-I x1 / Mini-HDMI x1
ELSA GLADIAC GTX 560 Ti 1GB GD560-1GERTI
サウンド内蔵サウンド機能
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 3.0 x2 / USB 2.0 x6 / シリアルポート x1 /
PS/2 x1(Keyboard/Mouse)
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E Gen2.0(x4) x1 /
PCI-E(x1) x1 / PCI x1
筐体ミドルタワー CoolerMaster Silencio 550 600W 永久保証電源
外形寸法幅210x高さ451.5x奥行502.4(mm)
その他CPUファン:CoolerMaster Hyper TX3
備考




お客様が開発したソフトウェアの動作検証用で、仮想化を用いるため、VT-x、VT-d対応のマザーボードとCPUでご案内させていただきました。
VT-xに関しては最近の製品でしたら問題ありませんが、VT-dは意外と落とし穴です。

今回いただいたご要望の通り、「Core i7 CPUが使えるVT-d対応マザーボード」と限定すると、Q57、Q67、X58、X79チップセットのマザーボードに限定されます。
※Intel 4シリーズ以前のチップセットはCore iシリーズ非対応、サーバー・ワークステーションチップセットはCore i7非サポート

CPUを限定しなければ、他にもVT-dをサポートしているチップセットはあります(Q35やQ45、サーバー・ワークステーションチップ等)
また、VT-dをサポートしているわけではないチップセットのマザーボードでも、VT-dが使えてしまう製品はありますが、動作に関しては、推して知るべしですね。
CPUと違って、製品によってVT-dが使えたり使えなかったりで、ややこしいんですよね;

CPUは、「それこそ上位クラスのCore i7だったら、いずれもVT-dをサポートしてるでしょう」と思いきや、結構そうでもありませんw
i7-2600Kやi7-2700Kなどは、VT-dをサポートしておりませんので、ご注意ください。


というか、そもそもVT-dって?という方はコチラ

参考:
http://wiki.xensource.com/xenwiki/VTdHowTo?highlight=%28vtd%29
http://www.intel.com/jp/support/motherboards/desktop/sb/cs-030922.htm


気になる方は、是非是非コチラへ。


←VT-dのdirect assignmentイメージ図です。

つまり、こういうわけで、I/Oをダイレクトで仮想PC上にアサインできるというわけですね(何

2012年4月9日月曜日

Plamo Linux 事例8

早いもので、4月に入って1週間が経ってしまいました。
先週は投稿している時間が無く…前回の投稿では、「4月からは、また定期的に投稿できると思います。」とか書いてた気がするんですが、アレー?(・ω・)


さて置き、学生の皆さんは、新しい環境で楽しい1週間を過ごされたのではないかと思います。
大学生はそんなの関係ないかもしれませんが、これから1年過ごす仲間と、青春を楽しんでいただければと思います。

新入社員の皆さんは、環境どころか生活そのものが新しくなって、怒涛の1週間だったのではないかと思います。
週末は花見真っ盛りの様相でしたが、心と体はリフレッシュできましたでしょうか?
部屋で休む人、友人と花見で盛り上がる人、会社の花見に駆り出された人、早速会社の愚痴をこぼす人、多種多様の過ごし方があったと思いますが、また1週間、頑張っていきましょう!




【要望】

OS:Plamo Linux 4.2x(SMPカーネル)

CPUのコア数とメモリは多い方が良い(Plamo 4.2xで対応可能な範囲で)

SSD(システム)

リムーバブルケース x2(SATA HDD用)

ケース:コンパクトな方が良い
静音電源

Display Port / DVI対応ビデオカード(できればDual Display)
フルカラーで解像度2560x1440以上出せれば良いが、Plamo 4.2xでは対応できない場合、DVIで1600x1200以上のスペックが良い
できれば、DVI 1600x1200とDisplayPort 2560x1440のDual Display、もしくは DVI 1600x1200とDVI 2560x1440のDual Displayを実現したい

Mini DisplayPortのディスプレイへ接続するケーブル(DisplayPort使用時)


【弊社が提案したPCの構成】

OSPlamo Linux 4.22 日本語
チップセットIntel i3420 ATX LGA1155
CPUIntel Xeon X3450 2.66GHz(TB 3.2GHz)/8MB
4C/8T 95W
メモリ合計4GB DDR3-1333 PC3-10600 ECC Unbuffered 2GB x2
SSD120GB S-ATA MLC 2.5"
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオnVidia Quadro 600 1GB PCI-E DVI-I x1 / DisplayPort x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E(x4) x1 / PCI x1
筐体ミドルタワー 600W 永久保証電源
外形寸法幅202x高さ440x奥行485(mm)
その他リムーバブルケース ラトックシステム SA3-RC1-BK x2
miniDPオス ⇔ DPオス変換ケーブル 白 2m MDP-DPM-2M x1
備考




今回は今までのPlamo Linux 事例と比べて、かなり新しい仕様です。
Linux Kernel(2.6.22)の世代的に、ギリギリ対応範囲内というところでしょうか。
ただ、これより古いLinux Kernelを使用しているCentOS 5(2.6.18)でも動いている仕様ですので、恐らく大丈夫だろうな、という感じでしたw
もちろん、SMPカーネルで全てのコアを認識して正常に動作します。

ただし、SATAはAHCIモードに設定しています。
標準のSATAモードですと、Plamo LinuxではHDDを認識しなくなりますので…。

LANとビデオに関しては、別途ドライバを用意してインストールしております。
特に、ビデオに関してはドライバを適用しないとデュアルディスプレイや解像度の設定ができませんので…。
ドライバを適用しますと、同時に管理ソフトもインストールされますので、X上で # nvidia-settings を実行して、デュアルディスプレイや解像度の設定を変更することができます。
管理ソフトの言語は英語になりますが、それは仕方ないということで…;
また、ハードウェア上のプライマリディスプレイポートはDVI側になっておりますので、DisplayPortを併用する場合は、要注意です(BIOSや初期CUIがDVI側に出力されます)。


また、今回デスクトップ環境としてGNOMEとKDE両方をインストールしてそれぞれの動作を確認しました。
GNOMEでは特に問題という問題は見受けられませんでしたが、たまにですが、KDEにすると、Xが立ち上がらなかったり、CUIに戻すと文字化けしてその後Xが立ち上がらなくなる、といったような症状を確認しました。
ただ、これはハードウェアに起因する問題ではなく、どうにもソフトウェア側(nVidiaドライバとKDE)の相性もしくはバグのような感じです…;
回避策としては、下記のような例があります。
  1. 一時的に /etc/X11/xorg.conf のDevice Sectionのドライバをvesaに書き換え、この状態でXの初回起動を行う
  2. 自動的に初期設定がされるため、問題がなければログアウトして、再度 /etc/X11/xorg.conf のDevice SectionをnVidiaドライバに戻す
  3. 改めてX上で # nvidia-settings を実行して、設定し直す
もしこれでうまくいかない場合は、一度nVidiaドライバをアンインストールして、使用ユーザーのKDEを設定した後に再度nVidiaドライバをインストールすると、大丈夫そうです。
アンインストール方法は、nVidiaドライバファイル(NVIDIA-LinuxXXX.run)を --uninstall オプションを付けて実行します。
インストールもそうですが、CUI(ランレベル3)で実行することをお忘れなく!


どうでも良いですが、やはりビデオカードが搭載されて、ちゃんとドライバが当たってると、KDEの動きが非常に滑らかですねw
弊社にLinux搭載PCをお求めくださるお客様は、描画能力を求められる方が少ないため、ほとんどの場合がサーバー・ワークステーション用の処理能力が低いオンボードビデオになります。
そりゃLinuxでの用途を考えれば、その方が多いのはわかるのですが…。
でも、だからこそ、たまーに、Linuxでグリグリ描画できる環境を見ると、心が休まりますw



気になる方は、是非是非コチラへ。


←Plamo Linux 4.22のKDE画面です。


KDEのバージョンは3.5ですね。
普段KDEを使用するのはSUSEくらい(あと、KNOPPIX?)で、RHEL系(CentOSやVine、SLC等)がメインな弊社としては、ちょっと珍しいですねー。