2012年5月25日金曜日

組込PC 事例15

先日弦を張り替えたギターですが、どうやらネックとボディの間に亀裂というか、ヒビが入っていたようです;

写真の内容と今回の投稿は、直接関係ありませんw

ネックが軽く反っていたのもあって、1弦の19~21フレットが同じ音になってしまったので、ブリッジやねっくの反りを、職場の先輩に直していただきましたw
いやはや、弊社のPCサポート担当は非常に優秀ですwww

いずれにせよ、エンドピンも壊れていましたし、音も微妙に安定しませんし、やはり新しいギターを買おうかな、と。
この前楽器屋に行った時、新しく買っても良いかもなーなんて思いましたので、きっと買い時なんだと思いますw

問題は、どういうギターにするかですが、特に決めているわけでもありませんので、直感に任せることになりそうですw
ピンからキリまでありますし、店によっても品ぞろえが違いますし、出会ってビビッとくれば、それが良いパートナーなんだと思います。




【要望】

OS:Windows XP Professional for Embedded Systems

メモリ:2GB
HDD:購入可能なもので最大

FDD:必要
CD/DVD:無し

グラフィック:アナログVGA

内部I/F:PCI x5

ケース:サイズ EVE


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows XP Professional
for Embedded Systems SP3 日本語
チップセットIntel i3010+ICH7R ATX LGA775
CPUIntel Celeron 430 1.80GHz/512KB FSB800 35W
メモリ合計2GB DDR2-800 PC2-6400 1GB x2
HDD2TB S-ATA 7200rpm 3.5"
FDD内蔵FDドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E(x8) x1 / PCI-X x1 / PCI x5
筐体スリムタワー サイズ EVE 420W 永久保証電源
外形寸法幅136x高さ351x奥行385(mm)
その他
備考




この事例この事例に次ぐ、「ATXマザーボードとATX(PS/2)電源が搭載できるスリムタワー」シリーズですね。
現在お客様側で使用されている検査用設備PCが、サイズの関係で幅200x高さ350x奥行440mm以下である必要があるとのことでした。 元々はEnermax CS-888JXを採用されていましたが、販売終了してしまったため、その後Links NS-300TN(幅160x高さ360x奥行450mm、この事例のケース)を採用されましたが、やはりこちらも販売終了してしまいました。
そして、新たに白羽の矢が立ったのが、今回のサイズ EVEです。

事例でご紹介している通り、弊社でもこのテのケースを採用したPCは何台も導入させていただいておりますが、サイズ EVEには、今までのケースにない、大きな落とし穴があります

それは、「3.5" フロントベイがない」こと

Links NS-300TNは、5"ベイで代用出来ました。
CoolerMaster Elite 360(RC-360この事例のケース)は、3.5"フロントベイがありました。

今回のサイズ EVEには、5"フロントベイがありますが、1つだけです。
しかも、5"ベイがオープンタイプではなく、光学ドライブ用にフェイスにフタが付いてしまっています。

というわけで、FDDが必要な今回、5"ベイに、5"→3.5"マウンタを加え、フロントフェイスのフタを取っ払って、対応することになりました;
5"→3.5"マウンタは、AINEX HDM-08BWで対応しております。
先ほど申し上げました通り、5"フロントベイはオープンタイプではありませんので、5"→3.5"マウンタ及び、それに搭載したFDDは、フェイスの奥に引っ込んだような形になります;
それでも、一応FDの出し入れはできましたので、お客様にもご了承をいただき、この仕様で導入させていただいております。

もちろん、たった一つしかない5"フロントベイをFDDに使っていますので、光学ドライブは搭載できません。
もうFDD自体が姿を消しつつある昨今、確かに3.5"フロントベイなんか滅多に使う機会はないかもしれません。
それでも、カードリーダーやフロントUSBベイやファンコントローラ等、各メーカーは3.5"フロントベイに搭載する前提で製品を開発しております。
筐体を小さくしたために、こういったところが省かれることになったワケですが、採用される方は、フロントフェイスのつくりに十分ご注意ください。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回使用したケース、サイズ EVEです。

一時期、このテのケース(ATXマザーボードとPS/2電源が搭載できるスリムケース)がなくなってしまったため、ある種の救世主的存在だったのですが、まさかこんなオチがあろうとは…。 
←FDD in 5"→3.5"マウンタ in 5"ベイ その1です。


斜めから見ると、引っ込んでいるのがわかると思います。

FDD in 5"→3.5"マウンタ in 5"ベイ その2です。

FDDの出し入れができる程度の高さになっています。
上下を逆にすることもできますが、わかりにくくなるので;
 ←FDD in 5"→3.5"マウンタ in 5"ベイ その3です。

 こっちから見ても、奥に引っ込んでいるのがよくわかりますね。

2012年5月23日水曜日

MAGMA用HPC 事例6

ギターの弦を張り替えました!

元は銀色のボディでしたwww

ここ数年、ギターも打ち込みでやってたのですが、久しぶりに弾きたくなったのと、地元で組んでいるバンドで、ドラムからギターに転身する可能性が発生したためです。
ギターの弦を交換するなんて、ホント数年ぶりです。
ついでなので、ボディのメンテも行い、新品同様!とは言わないまでも、普通に使える程度にはなりました。
ジャック壊れてましたしね…;



それにしても、久しぶりに楽器屋に行ったのですが、新しいギターとかベースも欲しくなってきますねー。
持ってる楽器は持ってる楽器で気に入っているのですが、新しい出会いも大切。
ウデはかなり鈍っていると思いますが、そんなこととは別に、楽器でいろいろ遊びたくなる今日この頃です。




【要望】

用途:MAGMA

OS:Windows


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows 7 Professional 64bit 日本語
チップセットIntel C204 ATX LGA1155
CPUIntel Xeon E3-1270 3.40GHz(TB 3.80GHz)/8MB
4C/8T 80W
メモリ合計16GB DDR3-1333 PC3-10600 ECC Unbuffered 4GB x4
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5"
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオnVidia GeForce GT 520 1GB PCI-E D-Sub x1 / DVI-I x1 / HDMI x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E Gen2.0(x4) x2 / PCI x3
筐体ミドルタワー 600W 永久保証電源
外形寸法幅202x高さ440x奥行485(mm)
その他MAGMA Computational Algebra System(Commercial)OS: Windows
備考




今回の事例も、弊社にてMAGMAをプリインストールした状態でPCを導入させていただいた案件です。
前回のMAGMAプリインストール事例はコチラ
前回の事例では「MAGMAプログラムのDLやアクティベーションを行うため、お客様側にユーザー登録をしていただく必要がある」と書きましたが、今後は、お客様側でユーザー登録をしていただかなくても、弊社が代行できることになりました。
是非、MAGMAとMAGMA専用PC、セットで購入をご検討いただければと思います!


ところで、以前ご紹介したWindows+MAGMA事例でも書きましたが、Windows用MAGMAは32bit版しか用意されておりません。
MAGMA自体は64bit OS上でも動作しますが、プログラムが32bitですので、Windows上で動くMAGMAが使えるメモリは限度があります。
プログラムが対応していれば、WOW64によって、4GB分のメモリがアプリケーションエリアとして割り当てられますが、実際には4GB分使えない可能性もあります。
4GB分も使えない場合は、最新版のMAGMAを導入していただくことで、改善が見られるかもしれません。
http://magma.maths.usyd.edu.au/magma/download/pc-x86-windows/

メモリを大量に使う計算をされる場合は、Linuxでのご使用をご検討いただければと思います。


また、MAGMA用HPCの特設サイトができましたので、ご興味のある方はご覧ください。
数式処理ソフトウェアMAGMA専用PC


気になる方は、是非是非コチラへ。


←MAGMA用HPCのイメージ画像です。

イメージといっても、実際このシャーシを使いますので、こんな感じですw
弊社では、MAGMAをお使いになっているお客様も多いので、いろんな仕様のPCで検証を行っております。 
速さを求めるお客様に、予算に応じた仕様でお応えします! 

2012年5月21日月曜日

集計2

今年もこの季節がやってまいりました。

改めまして、ブログ開設2周年です。

おめでとう
ありがとう


(つД`) ブワッ




さておき、何をやるにしても、誰の反応がなくとも、ダラダラ続けていては効果も上がりませんし、結果もついてきません。
何かを企画したら、それを実行して、反省して、次につなげる。
顧みる機会は、意識して設けなければいけないものです。


というわけで、去年に引き続き、ラベルの見直しと、投稿事例の傾向を見ていきましょう。
※集計期間:2010/4/30~2012/4/29までの2年間


【CPU】
種類は増えましたが、いかんせんDP(Dual Processor・2CPU) XeonとUP(Uni Processor・1CPU) Xeon、クロックフリーCPUの事例が多いですね。
そりゃそうだって話ですが、もっとまんべんなく事例をご紹介したい…というより販売していきたいです。


【H/W】
こちらも種類が増えましたが、その中でも数字を伸ばしてきたのが「SSD」。
件のタイの洪水の件もあって、SSDを利用する機会が増えてきているのを実感しますね。

種類が増えた分、占有率は減りましたが、ほぼ横ばいで良い勝負なのが「PCI-X」、「PCI多い」、「Quadro」、「SAS」、「ニアラインストレージ」というとこですね。
後者はまだ伸びていく可能性はありますが、前者は段々減っていくのでしょう…。

大容量メモリも、占有率こそ減っていますが、去年とほぼ変わりません。
64bitの波が押し寄せています。


【OS】
※「Embedded OS」「Linux」はグループのため、省いています。

伸びてるのは「Windows 7」と「Red Hat」。
Windows 7は、やはり現行というのもあって、母数が違いますね。
RHELは、特徴がそれだけでも事例としてブログ掲載していますのでwww

Windows 2000やWindows XP等、Embedded OSも、まだ粘っています。
弊社の出荷PCベースで考えれば、もっとEmbedded OSのPCを出荷しているのですが、特徴がないからブログに掲載してないだけですw


【ケース】
昨年集計したところ、ミドルタワーが半分くらい占めていたので、それを外したところ、こうなりましたw
ラックマウントが意外と多いですが、良い感じにバラけてるのではないかと思います。


【ジャンル】
あ…れ…!?
今期になって「告知」というジャンルも増やしましたが、それはいいとして、なんでPC事例の占める割合がほとんど変わってないの…!?
今期は、基本PC事例のみで…あっ、そうか。
前期は毎日投稿していましたが、今期は投稿数が多くなく、占める割合もほとんど動かなかったということですね。

なーんだ、じゃあ仕方ないかー☆


【他】
「他ってなんだよ!」って感じっすよね、まったく。
GALAXY Sネタをジャンルとして用意したら、他の占有率が低くなりましたwww

最近はそれほどGALAXY Sネタを出していませんが、まだ使ってます。
最近はガラケーに戻る人も多いらしいですねー。
もちろん未だにトラブルはありまが、それも含めて楽しめるかどうか、便利かどうかですね。
2年契約の関係でGALAXY S IIは見送りましたが、GALAXY S III…購入しますよ…?


【特色】
 新たに「クラスター」等が加わりましたが、まぁ…そこそこバラけていると思います。

RAIDの占める率が高いですねー。
去年と変わりません。
これだけ種類があるのだから、10%以上いくような項目は結構な割合なんだと思います。


【用途】
昨年に引き続き、「マルチメディア」や「CAD/CAM」、今期から加わった「設備」は、やはり数的に微妙ですが、それ以外のなんとバランスのよいこと。
うむ、美しい。


※【電源】ラベルは、【H/W】に統合されています。 


という感じで、ブログ開設~2年を振り返ってみました。
まぁ特に意味もない集計ですが、節目ですしね!


そんな感じ〜!! ───O(≧∇≦)O────♪ウフフ☆オッケー♪


…うん…。

2012年5月17日木曜日

CentOS 事例8

暑いですね(;´Д`)

外はまだ涼しいほうなのですが、弊社の事務所内は、脳みそが融けてしまいそうなくらい暑いです(;´Д`)
とは言いつつも、朝方や夕方は比較的涼しく、日によって気温に大きく差がありますので、体調を崩しやすい気候になっております。
お体にはご注意ください。


さて、弊社山形支店の移転も終わり、ESECも終わり、弊社の経営計画発表会も終わりました。
ESECの報告やブログの反省はまた後日。
今月は弊社の期末ということで、実務以外のことで結構バタバタしていますが、ボチボチこちらのブログも投稿していこうと思います。




【要望】

導入済みクラスター・コンピュータと同仕様のPC 6台

Infinibandは不要


【弊社が提案したPCの構成】

OSCentOS 5.7 64bit 日本語
チップセットIntel i5500+ICH10R ATX LGA1366
CPUIntel Xeon X5675 3.06GHz(TB 3.46GHz)/12MB
QPI=6.4GT/s 6C/12T 130W x2(計12C/24T)
メモリ合計48GB DDR3-1333 PC3-10600 ECC Registered 8GB x6
HDD1TB S-ATA 7200rpm 3.5"
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x8) x2 / PCI-E Gen2.0(x4) x1 / PCI-E(x4) x1 / PCI x2
筐体ミドルタワー 600W 永久保証電源
外形寸法幅202x高さ440x奥行485(mm)
その他
備考2年保証




この事例と同じ仕様のPCを6台ということですが、Infinibandを利用したクラスター・コンピュータへのノード追加というわけではなく、別件でのお問い合わせでした。
予算に合わせ、メモリ容量を2倍にし、保証期間を3年から2年に減らして導入しております。
また、初期設定に関しましても、Infinibandを利用したクラスター・コンピュータ用の設定はしておらず、OSは弊社標準設定で納品させていただきました。


…この事例に関しては、仕様的にリピート案件ですので、あまり特筆することがありません。
というわけで、ちょっと余談をば。

この事例のお問い合わせをくださったお客様へは、それまで、この事例に代表するような、openSUSEを搭載した計算PCを導入させていただいておりました。
なぜopenSUSE?と疑問に思う方もいらっしゃる方もいるかもしれません。
私も思っていました。

時は遡ることウン年前(私が入社する数年前)、某大学様からLinuxが動作するPCのお問い合わせをいただきました。
当時、弊社の標準Linuxディストリビューションというものは特に決まっておらず、お客様からいただいた要望のディストリビューションでPCを導入させていただいていたのですが、今回は特にディストリビューションの指定がないということでした。
では、見た目が美麗でWindowsライクなSuSE Linuxはいかがですか、と提案し、うん、これにしよう、という運びになりまして。
以後、数年に渡ってSuSE LinuxのPCを計算用PCとして導入させていただくのでした。

※どうでもいい話ですが、この当時はSuSE Linuxです。
 openSUSEは10.2以降ですので。
 詳細はコチラ

ちなみに、このお客様へ導入したPCにインストールしているSuSE Linuxは、FTP DL版(フリー版)です。
Excelino(LiunxノートPC)へは、製品(有償)版をインストールしていました。
この辺の差異は、サポートの必要性…と、当時SuSE Linuxがそれほど普及していなくて、珍しかったというのもありますねw


閑話休題。

そして、そのSuSE LinuxをインストールしたPCをお使いのお客様からご好評をいただき、同大学の別のお客様からもお問い合わせをいただくようになり、気づけばその大学様へ導入するPCがSuSE Linuxばかりに…
もちろん、その後、その大学へ新任したお客様からは、FedoraやVine、SLC等様々なディストリビューションのご指定をいただくようになりましたが、下手したら、SuSE LinuxがインストールされたPCが占拠する大学になりかねn…イヤまさかw

さて置き、ここ数年弊社が標準としているLinuxのディストリビューションは、CentOSです(サポート不要の場合)。
今回導入したPCもCentOSを採用しておりますので、今度は、SuSE LinuxやopenSUSEに代わり、CentOSが某大学様を占拠していくことになるのかもしれませんw


気になる方は、是非是非コチラへ。


←Excelino J04です。

どうでもいいですが、openSUSEは最新のソフトを取り入れていますので、最新のMemTest86+が入っており、とても重宝していますwww

2012年5月9日水曜日

Red Hat 事例8

本日からESECが開催されますね!
今日・明日と天気が思わしくないようですが、それとは関係なしに、会場は盛り上がっていることと思います。
明日明後日と参加し、面白いモノを見つけたら、またレポートしたいと思います!


そういえば、ちょうどブログの投稿ができなかった時期に、Intelの新しいCPUであるIvy Bridgeが発売されましたね。
ちょうど良い機会でしたので、自宅用のPCを刷新しました。
私の個人PC遍歴はコチラ
この時のSSD導入がマイナーバージョンアップでしたので、1年半経って、メジャーバージョンアップしたことになります。

更新内容はこんな感じです。
  • システム用にCrucial m4 256GBを導入
  • 元システムのCrucial RealSSD C300 256GBはシステム用TMP/Tempフォルダ置き場、Userエリア、その他音源置き場
  • Core i5 3570K+Z77でO.C.(4.4GHzで安定稼働)
  • メモリ16GB(うち1GBをRAM DISKとしてブラウザのキャッシュ置き場に設定)

なんというか、速いですwww

O.C.に関しては、細かいところを詰めていけばもうちょっといけそうですが、ミニタワーの中にHDDを3台とかGeForce GTX 550Tiを積んでる辺り、温度的に結構限界です;
4.5GHzでストレステストをかけても通りましたので、1段階下げて、4.4GHzで安定動作させています(4.6GHzでは、ストレステストかけたらリスタートしました;)

システム用のSSDを刷新し、Crucial RealSSD C300 256GBの立ち位置が微妙になってしまいましたので、もう書換回数や寿命を気にせず、ガンガンアクセス(書換)するフォルダ置き場にしました。
当然RAM DISKの方が速度的に速いですし、書換が起こるフォルダを置くならそちらですが、システム用TMP/Tempフォルダを置くならある程度の容量が必要ですし、メモリに不具合が発生して、Userエリアにアクセスできなくなったら、泣ける結果になってしまいます。
…まぁ、不具合の可能性を考えたら、メモリもSSDも同じですが、RAM DISKは所詮ソフトウェアによる実現ですので、OSやシステム、RAM DISKを構成するソフト自体に問題があったら、ということを考えると、ということですね。
というわけで、最悪RAM DISKが解除されてしまっても問題ない、ブラウザのキャッシュだけで使っています。

Z77を選んだのはO.C.が理由ですが、Intel QSV(Quick Sync Video)テクノロジーも、せっかくなので使いました。
これは速い!
前世代ですが、以前検証でご報告させてもらっているものの、やはり自分の環境で使ってみると、その速さがわかりますね。

ちなみに、Intel SRT(Smart Response Technology/SSDをキャッシュとして使う機能)は、使ってません。
Crucial RealSSD C300 256GBの64GB分をそれで使っても…というのはありましたが、RAIDを組まなければいけないことを忘れてましたw
まぁ、仮に覚えていたとしても、やはりソフトウェアRAIDは信頼しきれませんし、別にデータ用HDDの速度がこれ以上速くなっても意味ないですし。
リスクしかありません。


また、今回PCを刷新したのは、音楽制作を64bit環境に移行するためです。
DAWもCubase 6の64bitを導入しました。
プラグインはある程度64bit対応してきていますが、なんだかんだで32bitのものも多いので、VIENNA ENSEMBLE PRO 5も合わせて購入しました。
いろいろと環境が新しくなって、慣れるのに時間がかかりそうですが、それはそれで、楽しみながら活用していきたいと思います。


…なんか前置きの方が長くなってしまいましたが、以下が本編ですw



【要望】

OS:RHEL WS

CPU:Pentium4 3GHz以上
メモリ:2GB
HDD:500GB(リムーバブルケース)

予備用HDD


【弊社が提案したPCの構成】

OSRed Hat Enterprise Linux Workstation Standard 5.7
チップセットIntel C204 ATX LGA1155
CPUIntel Xeon E3-1225 3.10GHz(TB 3.40GHz)/6MB
4C/4T 95W
メモリ合計2GB DDR3-1333 PC3-10600 ECC Unbuffered 1GB x2
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5"
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオnVidia GeForce GT 440 1GB PCI-E D-Sub x1 / DVI-I x1 / HDMI x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E Gen2.0(x4) x2 / PCI x3
筐体ミドルタワー 600W 永久保証電源
外形寸法幅198x高さ420x奥行450(mm)
その他リムーバブルラック オウルテック OWL-BF90SA
予備用HDD 500GB
備考




仕様的にはこの事例に近い…というか、要するに、現行の仕様ですね。

この事例の時もそうですが、オンボードグラフィックがあるものの、ビデオカードを追加しています。
というのも、以前ご紹介したSandy Bridge検証でも書きましたが、その方が無難だからです。
オンボードグラフィック(NuvotonチップのMatroxコントローラ)でも、vesa指定でインストールすれば動作することは確認しておりますが、やはりイマイチ不安なんですよね。
標準だとmgaドライバを組み込もうとしたり、それでインストールが失敗したりしますので。
お客様がOSを再インストールすることも加味すると、インストール時に何も指定せず、すんなりインストールできるのが一番。
そういうわけで、予算が許すのであれば、ビデオカードを追加した方が間違いがないだろう、という判断です。

かといって、弊社の方でnVidiaドライバまでインストールした状態で出荷するわけではありません。
口を酸っぱくして書いていますが、お客様からのご指定・ご要望がない限り、弊社で販売しているLinux PCの動作保証に関しましては、「OSがインストールできること」、「有線ネットワーク(LAN)が動作すること」、「X Windowが動作すること」の3点です。


ちなみに、この頃にはもうRHEL 6がリリースされておりましたが、ドライバの対応具合や動作がイマイチでしたので、見積の段階から、安定していた5.6や5.7で案内しておりました。
6.2がリリースされ、大分対応や動作が安定してきたようですので、今後しばらくは6.2をベースにご案内させていただくことになると思います。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回使用したビデオカードです。

エントリーモデルでオンボードメモリをシェアしない…ミドルレンジと呼んで良いのかわかりませんが、何気に使い勝手の良いモデルです。
現状ではGT 520の次がGT 430になっていますが、オンボードグラフィックの性能向上の関係で、安いビデオカードは今後新製品を出す気がないということですので、ラインナップはどうなることやら。

2012年5月8日火曜日

再構成用サーバ 事例2

しばらく連投していましたが、ここのところご無沙汰でした…。

ご存知の通り、弊社は5月が期末ということで、それはそれは通常業務とは別にいろいろやることがあってにんともかんとも。
本来であれば期首である6月に行われるはずの社内経営計画発表会(決起集会のようなものです)も、今回は5月に行うということで、いろいろ重なって大変です。


気づけばGWも明けてしまいましたが、実はこのブログが開設されて、2年が過ぎました。
特に2周年記念的なイベントもお祝いもなく。
昨年のような反省会はまた後日させていただこうかと思います。


ESECも間近に迫ってきました…というより、明日から開催されますw
今年も2日目、3日目と2日間参加させていただきますので(出展という意味ではありません)、これまた後日、レポートさせていただきたいと思います!
今年はアイデアマンこと営業Kも初参加しますので、どういう反応をするやらです。


そんなこんなで、また忙しくなる前に、一つ投稿しておきます。




【要望】

OS:Plamo Linux 4.73

HDD:500GBくらい x2(RAID 1)

SAS:LSI 3442X
SAS:LSI 3442E-R
SAS:LSI SAS 9200-8e

シャーシ:3-4Uラックマウント 奥行505以内


【弊社が提案したPCの構成】

OSPlamo Linux 4.73 日本語
チップセットIntel i3210+ICH9R ATX LGA775
CPUIntel Core2 Duo E8400 3.00GHz/6MB FSB1333 65W
メモリ合計2GB DDR2-800 PC2-6400 1GB x2
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5" x2(RAID 1:500GB)
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x1
外部I/FUSB 2.0 x2 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E(x8) x1 / PCI-E(x4) x1 / PCI-X x4
筐体4Uラックマウントシャーシ 600W 永久保証電源
外形寸法幅483x高さ177x奥行510(mm)
その他RAID BOX(RAID 1)
LSI SAS3442X-R 内部4ポート/外部4ポート PCI-X(64bit 133MHz)
LSI SAS3442E-R 内部4ポート/外部4ポート PCI-E(x8)
LSI SAS 9200-8e 外部8ポート PCI-E Gen2.0(x8)
備考




ご要望ではSASカードを3枚いただいておりますが、実際の納入時に搭載しているのは、LSI 3442X-Rの1枚のみとなっております。

3442X-Rに関しましては、外部SAS接続機器用にお使いいただく予定ですが、すでに終息している製品です。
幸いにも、当時なんとか1枚確保できましたので、ご購入いただくことになりましたが、PCI-Xスロットを搭載したマザーボードそのものも、選択肢が少なくなってきております。
i3210チップセットの製品は、リリースから5年近く経過しておりますので、終息情報こそ今のところ出ていないものの、こちらもやはりそろそろ終息を考慮し、次回以降のことを検討していく必要があります。

というわけで、新しいチップセットのマザーボードへの移行のため、SASカードの後継・代替えとしてLSI 3442E-Rを検証していただくことになりました。
同様に、LSI SAS 9200-8eも、合わせて検証していただくようにしております。
同じ環境で検証していただくため、PCI-XとPCI-E(x8)が両方あるマザーボードを選択しております。
SASカードの検証の結果、PCI-Eや新しいチップのカードでも動作に問題ないことが確認できれば、マザーボードも、新しいチップセットの製品に移行することができると思います。
この事例でもわかる通り、OS自体は、新しいチップセットのマザーボードで動作することを確認しております。


弊社では、フォーキャストや生産計画をいただいてからの受注生産体制でも、同じ仕様のPCを大量生産するでもなく、一品一様で、お客様のご要望に合わせたPCを製造しております。
リピートのご注文をいただくことも当然ございますが、ご注文時のパーツの流通状況により、「全く同じ仕様」で納入することができないこともございます。
※お客様側も、受注のタイミングはバラバラだと思いますので、定期的な生産計画を出せないことは重々承知しております。

こういった状況でも、「これとこれとこれが満たせれば良い」という風にお伝えいただければ、その時にご提供できる仕様や、向こう数年ご提供できる仕様でご案内ができます。
リピートの可能性がある場合は、お問い合わせの際に「どの条件が外せないのか」といったところも合わせてご連絡いただければ、お客様に最適な仕様をご案内いたします。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←LSI SAS3442X-Rです。

PCI-Eが出てくるまでは、PCI-Xがエンタープライズ系RAIDカード等の標準規格でしたが、やはり世代交代のことはいつの時にも考えていかなければですね…。