2012年5月9日水曜日

Red Hat 事例8

本日からESECが開催されますね!
今日・明日と天気が思わしくないようですが、それとは関係なしに、会場は盛り上がっていることと思います。
明日明後日と参加し、面白いモノを見つけたら、またレポートしたいと思います!


そういえば、ちょうどブログの投稿ができなかった時期に、Intelの新しいCPUであるIvy Bridgeが発売されましたね。
ちょうど良い機会でしたので、自宅用のPCを刷新しました。
私の個人PC遍歴はコチラ
この時のSSD導入がマイナーバージョンアップでしたので、1年半経って、メジャーバージョンアップしたことになります。

更新内容はこんな感じです。
  • システム用にCrucial m4 256GBを導入
  • 元システムのCrucial RealSSD C300 256GBはシステム用TMP/Tempフォルダ置き場、Userエリア、その他音源置き場
  • Core i5 3570K+Z77でO.C.(4.4GHzで安定稼働)
  • メモリ16GB(うち1GBをRAM DISKとしてブラウザのキャッシュ置き場に設定)

なんというか、速いですwww

O.C.に関しては、細かいところを詰めていけばもうちょっといけそうですが、ミニタワーの中にHDDを3台とかGeForce GTX 550Tiを積んでる辺り、温度的に結構限界です;
4.5GHzでストレステストをかけても通りましたので、1段階下げて、4.4GHzで安定動作させています(4.6GHzでは、ストレステストかけたらリスタートしました;)

システム用のSSDを刷新し、Crucial RealSSD C300 256GBの立ち位置が微妙になってしまいましたので、もう書換回数や寿命を気にせず、ガンガンアクセス(書換)するフォルダ置き場にしました。
当然RAM DISKの方が速度的に速いですし、書換が起こるフォルダを置くならそちらですが、システム用TMP/Tempフォルダを置くならある程度の容量が必要ですし、メモリに不具合が発生して、Userエリアにアクセスできなくなったら、泣ける結果になってしまいます。
…まぁ、不具合の可能性を考えたら、メモリもSSDも同じですが、RAM DISKは所詮ソフトウェアによる実現ですので、OSやシステム、RAM DISKを構成するソフト自体に問題があったら、ということを考えると、ということですね。
というわけで、最悪RAM DISKが解除されてしまっても問題ない、ブラウザのキャッシュだけで使っています。

Z77を選んだのはO.C.が理由ですが、Intel QSV(Quick Sync Video)テクノロジーも、せっかくなので使いました。
これは速い!
前世代ですが、以前検証でご報告させてもらっているものの、やはり自分の環境で使ってみると、その速さがわかりますね。

ちなみに、Intel SRT(Smart Response Technology/SSDをキャッシュとして使う機能)は、使ってません。
Crucial RealSSD C300 256GBの64GB分をそれで使っても…というのはありましたが、RAIDを組まなければいけないことを忘れてましたw
まぁ、仮に覚えていたとしても、やはりソフトウェアRAIDは信頼しきれませんし、別にデータ用HDDの速度がこれ以上速くなっても意味ないですし。
リスクしかありません。


また、今回PCを刷新したのは、音楽制作を64bit環境に移行するためです。
DAWもCubase 6の64bitを導入しました。
プラグインはある程度64bit対応してきていますが、なんだかんだで32bitのものも多いので、VIENNA ENSEMBLE PRO 5も合わせて購入しました。
いろいろと環境が新しくなって、慣れるのに時間がかかりそうですが、それはそれで、楽しみながら活用していきたいと思います。


…なんか前置きの方が長くなってしまいましたが、以下が本編ですw



【要望】

OS:RHEL WS

CPU:Pentium4 3GHz以上
メモリ:2GB
HDD:500GB(リムーバブルケース)

予備用HDD


【弊社が提案したPCの構成】

OSRed Hat Enterprise Linux Workstation Standard 5.7
チップセットIntel C204 ATX LGA1155
CPUIntel Xeon E3-1225 3.10GHz(TB 3.40GHz)/6MB
4C/4T 95W
メモリ合計2GB DDR3-1333 PC3-10600 ECC Unbuffered 1GB x2
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5"
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオnVidia GeForce GT 440 1GB PCI-E D-Sub x1 / DVI-I x1 / HDMI x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E Gen2.0(x4) x2 / PCI x3
筐体ミドルタワー 600W 永久保証電源
外形寸法幅198x高さ420x奥行450(mm)
その他リムーバブルラック オウルテック OWL-BF90SA
予備用HDD 500GB
備考




仕様的にはこの事例に近い…というか、要するに、現行の仕様ですね。

この事例の時もそうですが、オンボードグラフィックがあるものの、ビデオカードを追加しています。
というのも、以前ご紹介したSandy Bridge検証でも書きましたが、その方が無難だからです。
オンボードグラフィック(NuvotonチップのMatroxコントローラ)でも、vesa指定でインストールすれば動作することは確認しておりますが、やはりイマイチ不安なんですよね。
標準だとmgaドライバを組み込もうとしたり、それでインストールが失敗したりしますので。
お客様がOSを再インストールすることも加味すると、インストール時に何も指定せず、すんなりインストールできるのが一番。
そういうわけで、予算が許すのであれば、ビデオカードを追加した方が間違いがないだろう、という判断です。

かといって、弊社の方でnVidiaドライバまでインストールした状態で出荷するわけではありません。
口を酸っぱくして書いていますが、お客様からのご指定・ご要望がない限り、弊社で販売しているLinux PCの動作保証に関しましては、「OSがインストールできること」、「有線ネットワーク(LAN)が動作すること」、「X Windowが動作すること」の3点です。


ちなみに、この頃にはもうRHEL 6がリリースされておりましたが、ドライバの対応具合や動作がイマイチでしたので、見積の段階から、安定していた5.6や5.7で案内しておりました。
6.2がリリースされ、大分対応や動作が安定してきたようですので、今後しばらくは6.2をベースにご案内させていただくことになると思います。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回使用したビデオカードです。

エントリーモデルでオンボードメモリをシェアしない…ミドルレンジと呼んで良いのかわかりませんが、何気に使い勝手の良いモデルです。
現状ではGT 520の次がGT 430になっていますが、オンボードグラフィックの性能向上の関係で、安いビデオカードは今後新製品を出す気がないということですので、ラインナップはどうなることやら。

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