2011年2月28日月曜日

医療システム構成PC その7

本日は週の始めですが、昨日(日曜日)はまる一日かけてこのブログのPC事例のHTMLとにらめっこしてたので、なんだか休んだ気がしません(;´ω`)

何をやってたのかって、ちょうど先週末の事例でPC事例のご紹介が100個になったものですから、仕様の表記を統一させるため、今までのPC事例100個を全部一つ一つ見直して、修正してたのです。
ついでに、不要なspanタグを消しました。
見た目に変化がない程度に。
ネット回線が遅い昔なら、不要なタグを消してページの容量を軽くするというのも一つのマナー(?)だったものですが、今にしてみれば、何と無駄な
しかも、本当はもっと不要なタグがあるのですが、面倒なので全部は直していないという中途半端さ。

あと、事例の種類も増えましたので、ラベルの種類を増やしたり表記を修正したり。
【CPU】や【H/W】、【電源】ですね。
何でもかんでも【特色】で加えていくと、わかりにくいですしね。

面倒なのは、Bloggerの仕様で、ラベルには200文字(日本語だと66文字くらい?)までしか登録できない点。
ダッシュボードの「投稿を編集」画面ででラベルを加えれば200文字以上でも加えられるのですが、投稿の内容を編集しても、ラベルを200文字以下にしないと、webに反映できないんですよね;


それにしても、見直してみるとところどころで間違ってるモンですねw
X58のチップセットなのに、ソケットがLGA775だったりw
テンプレをコピペしてるので、修正ミスが結構残っているものです;
気づいたところは全部直しましたが、多分まだ残ってるんでしょうね…。




【要望】


とある医療カルテのインフラストラクチャに増設するためのPC


【弊社が提案したPCの構成】

OSCentOS 5.5 64bit 日本語
チップセットIntel i3420 ATX LGA1156
CPUIntel Xeon X3470 2.93GHz(TB 3.60GHz)/8MB
4C/8T 95W
メモリ合計16GB DDR3-1333 PC3-10600
ECC Registered 4GB x4
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5" x2 ニアラインストレージ
光学ドライブスリムDVD-ROMドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x8) x3 / PCI-E Gen2.0(x4) x1 /
PCI-E(x1) x2 / PCI x1
筐体1Uラックマウントシャーシ 280W電源
外形寸法幅426x高さ43x奥行574(mm)
その他
備考



先日ご紹介した、「全てCentOSにする構成」シリーズのゲートウェイ版です。
この事例の強化版ですね。

ストレージ、ゲートウェイ、ロードバランサーで仕様統一するため、CPUやメモリ、マザーボード等、使用するパーツを同じ製品にしております。
もちろん、HDDの台数が異なればシャーシも変わり、エアフローが変わるため、それぞれCPUファン(ヒートシンク)はシャーシに合わせて別途用意しております。
先日ご紹介したように、HTがONかOFFかだけでかなり温度が変わりますので、こういったところは要注意ですね。


…これ以上あまり特筆することがないので、話題を変えますw

CentOSは現状5.5が最新版ですが、ベースになっているRed Hatは、バージョン6が既に出荷されております。
これに合わせ、CentOSも6がリリース…されるかと思いきや、現段階ではまだリリース予定の目途は立っておりません。
代わりに、CentOS 5.6のリリースノートが作成されていますので、先にこちらが出てきそうですね。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←1Uラックマウントシャーシ用のCPUヒートシンクです。

シャーシに搭載されているファンがすごいので、HTがONになっていても、このヒートシンクで十分冷やすことができます。

2011年2月25日金曜日

MP Xeon 事例1

明日も土曜で仕事だぃぇぁヽ( ;´Д`)ノ

月末ということもあり、明日も仕事は詰まっております;
大学様、企業様の期末も迫っており、弊社もフルスロットルで稼働中です!


さて置き、今回でPC事例のご紹介も100個目です!
中にはこれといった特色のないPCもありましたが、弊社が誇る、比較的特殊なPC導入事例だけを集めて、10か月で100個です。
今後ネタ不足に苛まれるのではないかと、非常に深刻な状態です。

というわけで、100個目に相応しい事例をご紹介します!




【要望】


用途:光学数値解析

OS:Microsoft Windows Server 2008 R2

CPU:16~32コア
メモリ:64GB以上
他は標準構成でよい
筐体サイズ:こだわらないが、できるだけ小さく

希望納期:2月25日


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows Server 2008 R2
Enterprise Edition 日本語
チップセットIntel i7500+ICH10R Proprietary LGA1567
CPUIntel Xeon X7560 2.266GHz(TB 2.666GHz)/24MB
QPI=6.4GT/s 8C/16T 130W x4(計32C/64T)
メモリ合計128GB DDR3-1333 PC3-10600
ECC Registered 8GB x16
HDD1TB S-ATA 7200rpm 3.5" ニアラインストレージ
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x1(Keyboard)
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x2 or
PCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E Gen2.0(x8) x2 or
PCI-E Gen2.0(x8) x4
筐体ミドルタワー 1400W
外形寸法幅178x高さ462x奥行721(mm)
その他
備考



というわけで、先月末にお話しした、大きな案件の納入が無事完了しました!


あぁ…。

感じます…。

弊社スタッフとこれを読んでる方との温度差を…。


会社経営のブログでこういった大きな案件の導入や、新商品の紹介・案内を投稿すると、投稿者はヤケにハイテンションで(それが営業の仕方なのかもしれませんが)、読者との温度差が激しいんですよねw
興味のない人にとっては結構どうでもいい話題なわけで;


そんな温度差をものともせず、納入ホヤホヤの今回の事例に関しまして、ご紹介をしたいと思います。


とりあえず、CPUですね。
単体で8コア12スレッドのCPUを4つ搭載し、物理32コア、仮想64コア(スレッド)を実現しております。

いわゆるMP(Multi Processor) Xeonというヤツで、コードネームでいうNehalem-EXというヤツですね。
弊社ではDP(Dual Processor) Xeon仕様のサーバは今まで何台も導入させていただいておりましたが、MP Xeon仕様は今回が初です
大企業様、研究機関様におかれましては、何も珍しいことはないと思いますが、やはり単価が高くなるため、中々導入の機会には恵まれません。
また、マルチコア化が進み、DP Xeonでも以前のPCと同価格で以前よりも数段上のPCをご提供できる環境が整ってきていますので、そこまでのスペックが必要とされていない、というのも原因の一つにあると思います。
しかし、マルチコア化が進むにつれ、ソフトウェア側(特にシミュレーション系、マルチメディア系)もコア数が多ければ多いほど効果を発揮するため、こういった需要は必ずございます。

このブログでは具体的に販売価格をご紹介しておりませんが、今回の事例は、弊社で納入したPCの中でダントツですので、参考までにお話しますと…安価な外車でしたら、新車で購入できる金額ですね。
これまでの弊社製PCの単価の最高金額は、以前紹介したシンクライアントサーバだったのですが、これまた数か月で最高金額を塗り替えられてしまいましたw
あくまで「PC単価の最高金額」ですが、そこらにあるサーバと同じような大きさの筐体のPCがウン百万というのは、中々に現実味のない話です。


閑話休題。


希望納期:2/25とありますが、こういった金額の製品なだけに、代理店も製品の在庫を通常保有しておりません。
一番納期がかかるのはCPUで、通常3-4週間程度かかりますので、ご検討の際には納期に余裕を持たれることをお勧めいたします。


次にマザーボードですが、MP Xeonともなると、選択肢はかなり限られます。
また、形状(フォームファクタ)も汎用ではなくProprietary(メーカー専用)になります。
筐体サイズはできるだけ小さい方が良いということですが、物理的にサイズはある程度必要になりますし、形状もメーカー専用になるため、こればっかりは選択肢がありません…。


メモリに関しましては、16GBモジュールを使用して32スロットフル刺しで、仕様的には512GBまでをサポートしております。
ただし、現段階では16GBモジュールはまだ高価で、導入の事例が少なく(弊社では導入事例すらありません)、コストパフォーマンスと実績、安定・安全性を考慮し、8GBモジュールを使用することにしました。
搭載枚数に関しましては、CPU 1つずつ枚数をそろえるほうが安定するため、1CPU辺り8GBモジュール4枚とし、計16枚刺しの128GB仕様としました。
1 CPU辺りメモリソケットが8本あるため、1 CPUに2枚で合計8枚(64GB)というのも、決して問題があるわけではありませんが、安定性を考えると、ちょうど全てがペアになる16枚が一番良さそうです。


OSに関しましては、当初WindowsXP Professional x64 Editionでご依頼をいただいておりましたが、4ソケットCPUになりますと、サーバOSしか選択肢がありません。
また、メモリ容量の関係から、Enterprise Editionになります。
参考:Windows Server 2003 / Windows Server 2008 との比較
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/r2/prodinfo/compare.mspx


PC組立後、動作確認とストレステスト、検証を行いましたが、これがまたどうして、中々です;
弊社で通常使用しているストレステストにてハードウェア全数に対して100%の負荷を与えたり、CPUのみMAXの温度になるテストを行ったりして温度を検証しましたが、最大でも70℃前後で安定しました(CPUの温度を検知し、ファンの回転数は自動的に上がります)。
常にファンの回転数をMAXにした場合、60℃にも満たないです。
また、消費電力は最大で1000~1100Wです。
DP Xeon仕様とは比べようもない、バケモン級ですね;



…という感じですが、コア数やメモリが多い仕様をお望みの場合は、AMD(Opteron)という選択肢もございます。
物理12コアの4 CPUで、48コアが実現可能です。
元々、メモリを多く積みたい、CPU(コア)数を増やしたいといった場合の専売特許はAMDにありましたので、こういったジャンルでしたら、AMDという選択肢も十分にございます。
ただ、MP Xeonよりも安価にご提供可能ですが、やはり納期にはご注意ください。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回の事例で使用したシャーシです。

もはやミドルタワーと呼んで良いのかわからないサイズ(奥行き)ですが…;
運ぶにしても、二人がかりのビドルタワーって…;
←CPU IDのCPU-Zで見たX7560です。

Intel公称の仕様のとおり。
別段特別なことはないのですが、普段滅多にお目にかかれないCPUですので、記念に…w
それがPC屋の技術部員の性というものですよ!w
←タスクマネージャです。

これも当然の画面なのですが、このコア数の画面は中々お目にかかれませんので、記念にw

2011年2月24日木曜日

とある。

とある平日の昼下がりにおける女子小学生の何気ない会話。


「Cカップ以上にはなりたくないよねー。」
「うん、絶対Cカップ以上にはなりたくない!」



小学生の割によくわかってるじゃないか。

じゃなくて。


…。

前後の会話がわからないのですが、推察するに、恐らく彼女たちが通う小学校では、近いうちに球技とか何かしらの体育的な大会があると思うのです。
小学生によくあると思うのですが、何か大会があると、サッカーのワールドカップみたいな感じに、大会に適当な命名をしたがると思うんですね。
こういうのにノリ気になるのは、たいてい男子と相場が決まっています。

で、この何とか杯は全校を巻き込むような大きな大会なのですが、学年単位でもそれをやりたいという男子がいるのです(断言)。
じゃあ同じくらいのレベルの児童が競えるように、と先生がクラス内で序列を決めるわけです。
要するに、クラス内でAチーム、Bチーム…という感じチーム分けをするわけですね。
そして、クラスのAチームごとで争うのがAカップ、Bチームごとで争うのがBカップ…というような感じで対戦が組まれたわけです。

さきほど申し上げた通り、こういうのにノリ気になるのは男子が相場と決まっています。
つまり、こんな体育的な大会に毛穴の大きさほども興味がない女子小学生二人は、こういう理由で以て「Cカップ以上にはなりたくない」と言っていたわけですね。


なるほど、納得!


どないやねん。




とある平日の昼下がりにおける女子小学生の何気ない会話自体は紛れもない事実なのですが、なんでこんな話をって、ネタを用意し忘れてたからに決まってたまにはほのぼのとした話題を提供したかったからなわけでして。

ネタ自体はあるのです。
PC事例は週3回と決めて小出しにすることで、何とか継続して提供できるように陰で努力してるので今日は出し惜しみしてます。
技術的なネタも、日々の検証報告がありますので、ご提供できる情報は出し惜しみせずにご案内したいと思っていますけど、レポートをまとめる時間がありません
それらはまた追々ということで…。


なんというか、体力の衰えを感じますね(;´Д`)

2011年2月23日水曜日

医療システム構成PC その6

本日、Windows 7のSP1がリリースされましたね。

ボリュームライセンスやMSDNサブスクリプション、TechNetサブスクリプションでは2/17から開始されており、弊社でも導入は可能だったのですが、さすがに通常業務用で使用しているPCにインストールして、何か不具合でもあったら…と考えると、怖くて自分のPCにはインストールできませんでした;

いやいや、それが仕事でしょう。
問題があるなら、早く確認すべきですので。
しかし、他の仕事が忙しすぎて手が付かなかった問題は今のところ確認されていませんので、セキュリティのためにも、アップデートをお勧めいたします。
また、今回のSPは、Windows 7だけでなく、Windows Server 2008用も同時にリリースされております。


メーカーオフィシャルのSPだというのに、導入を躊躇させてしまうなんて、さすがMicrosoftだと言わざるを得ません。




【要望】


とある医療カルテのインフラストラクチャに増設するためのPC


【弊社が提案したPCの構成】

OSCentOS 5.5 64bit 日本語
チップセットIntel i3420 ATX LGA1156
CPUIntel Xeon X3470 2.93GHz(TB 3.60GHz)/8MB
4C/8T 95W
メモリ合計16GB DDR3-1333 PC3-10600
ECC Registered 4GB x4
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5" x1(System)
500GB S-ATA 7200rpm 3.5" x11(Data)
※いずれもニアラインストレージ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x8) x3 / PCI-E Gen2.0(x4) x1 / PCI-E(x1) x2 / PCI x1
筐体2Uラックマウントシャーシ 800W リダンダント電源
外形寸法幅437x高さ89x奥行648(mm)
その他8ポート SASカード
備考



以前ご紹介した、この事例の一環です。
これまた以前ご紹介した、ストレージサーバ事例の強化版ですね。
強化版というのか、現行の仕様というか…ただ、前回ご紹介したストレージサーバ事例も現行ですので、しばらくはご提供可能です。
今回の事例は、この事例の時に記載したように、「全てCentOSにする構成」が実現化し、ゲートウェイ、ロードバランサー、データベース、ストレージ、いずれも仕様を刷新された結果です。
今回はストレージということで、仕様が刷新されたゲートウェイ等は、また後日ご紹介させていただきます。


今回変更された点は…当然マザーボードもCPUも変わっていますが、特筆すべき点は、8ポートのSATAカードから、8ポートのSASカードに変更された点ですね。
SASカードといっても、前回のストレージサーバ事例の時に「検証した」というご紹介をしたSASカードとは別の製品です。
前回のストレージサーバ事例で検証した内容は、内部miniSAS(SFF-8087) to miniSAS(SFF-8087)ケーブルを使用する、本来の意味でのSASでした(要は、SAS Expanderを使用して、このケーブル1本でHDDを5台以上認識させる検証です)。
今回は、内部miniSAS(SFF-8087)からSATA x4へファンアウトするケーブルを使用して構成しました。
「SASカード」には違いないのですが…シャーシ側のバックプレーンがSATAの製品を使用したため、こういった仕様にさせていただいております。

HDDは12台ですので、SASカードからSATA x4ファンアウトケーブルを2本出し、残りの4本はオンボードSATAポートから接続しています。
SouthBridge(厳密にはSouthBridgeではないのですが…従来的にこの方がわかりやすいので)の認識の順番とSASカードのケーブルの認識順が特殊で、シャーシフロントから見た時、HDDの順番をわかりやすくしようとすると、ケーブルの順番をかなり工夫する必要がありました;
また、OS側から見た時のHDD認識順もまた特殊でして、ケーブルの順番を確定するまでに結構時間がかかりました;
ただ、SASカード自体はLSIのチップを使用しておりますので、Cent OS 5.5上での認識は問題ありません。

今後も仕様改訂があると思いますので、ストレージの接続方法等はまた別途ご紹介させていただきますね。


もう1個問題になったのは、エアフローです。
HDD(バックプレーン)とマザーボードの間にファンが3基搭載されているのですが、CPUに付属しているIntel標準ファンですと、ハイパースレッディング(以下HT)が効いたQuadコアCPUに負荷を100%かけると、熱暴走してしまいます;
HTを切ればギリギリで範囲内に収まるのですが、これでは性能を発揮できません。
2U用のサイドフローCPUファンを別途用意し、対応しました。
シャーシのファンがサイドフローなのに対し、CPUファンがトップフローでは…というのもありますが、やはりIntelの標準ファンではヒートシンクが薄すぎて放熱能力が低すぎます。
HTがどれだけ発熱に拍車をかけるか、おわかりになると思います…。
2UにHTの効いたQuadコアCPUを搭載される場合は、ご注意ください。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回使用したSASカードです。

内部miniSAS(SFF-8087)ポートが2つあり、SATA x4ファンアウトケーブルを使用して、8台接続可能です。
←内部miniSAS(SFF-8087) to miniSAS(SFF-8087)ケーブルの例です。

今回のSASカードは対応しておりませんが、SAS Expanderに対応しているSASカードであれば、最大128台までの拡大をすることも可能です。
←内部miniSAS(SFF-8087) to SATA x4ファンアウトケーブルの例です。

この写真はサイドバンドなしのタイプですが、カードとバックプレーンがサイドバンドに対応している製品であれば、サイドバンドケーブルを接続すると、HDD Fail等の信号のやり取りが可能です。
←今回の事例で使用したCPUファンです。

LGA1156対応2U用は2種類くらい候補がありましたが、回転数が高い方を選択しました。
元々筐体内のファンの音量が大きいので、音は気にせず性能重視ですね。

ちなみに、もう1つの選択肢は、回転数が低い代わりにヒートシンクが大きい製品でした。

2011年2月22日火曜日

雑記 7

プライベートであまりネタのない私には軽く苦痛なんですが…。

今日も今日とて雑記です。


コーヒーメーカーは今でも現役です。
意外と残っている我が家のレギュラーコーヒー。
食品には消費期限というものがありますからね、たとえ消費期限の記載がなくとも
レギュラーコーヒーの粉って何年保つんだろう…。
常時腹を下し気味の私にはあまり関係がないようです。

まぁ、そういうのを摂取した方が、きっと体が強くなるんですよ!
耐性、耐性!


コーヒーと言えば、未だにデスクワークには缶コーヒーが欠かせません
しかし、最近会社近くの自販機から「BOSS 濃いめの一服」が姿を消してしまいました。
空席になったそこに補充されたのは、「BOSS GOOD START BLEND」。
もともと1つ席を持っていたGOOD START BLENDですので、一気に3席確保するという大躍進。
これでいつでも一日のスタート気分を味わえます。

…。


結局、濃いめの一服は数本しか飲めなかったよ!ヽ(`Д´)ノ


と言いますか、毎日毎日缶コーヒー飲んでると、結構出費がかさんでいるような…;


The 3rd Birthdayが3周目に突入しました。
Normalでも結構ギリギリだったのですが、Hardはなかなかですねー。
でも面白くなるのはここからだと思いますので、頑張りたいと思います。

The 3rd Birthdayに飽きたら、巷で噂になっているThe Last Storyに手を出してみようかなーと思っています。
社会人になってゲーム機のハードは増えたものの、ほとんどゲームを買わない私。
PS3はFF13しかやってませんし、WiiではマリオとFF 4 After Yearsしかやってませんし、PSPではThe 3rd Birthdayしかやってません。
昔は1つのゲーム機にいくつも楽しいゲームがあったのに…時代は変わるものですねぇ。

と言いますか、FF6のリメイクマダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン


今ちょっと調べてみたのですが、FF零式なるものが出るそうな。
トレイラーで見る限りちょっと微妙な感じがしますが、昔ながらのファンタジー的な物語であれば、好きかもしれません。

あと、FF 13 Versusは面白そうかもしれません。
いい感じに現代とファンタジーが融合してて、世界観もバトルも面白そう。
でも、FF 13-2はナイかな…;


というか、スクエニばっかですねぇ…;


友人がバクマンごっこにハマっているようです。
イヤ、片方は本気らしいので、逆にあまり笑えないのですが…;

何かを始めるのに遅すぎるということはありませんが、どうにも最近、悩みのネタとなると人生レベルな話題ばかりで深刻です;
若いナァというのか、年とったナァというのか…。

ひとまず、私もそのうち参戦して、編集者役を演じたいと思います。
ネームが楽しみだなー( ^ω^)

2011年2月20日日曜日

Red Hat 事例5

また夢を見ました。

その日は出張で日本海側に行くことになっていました。
母親と。


なぜだ。




【要望】


用途:計算

OS:Red Hat Enterprise Linux

CPU:できるだけ高速でcore数が多いもの
メモリ:1core当り1GB程度
HDD:2TBのRAID6くらい

ケース:タワータイプ


【弊社が提案したPCの構成】

OSRed Hat Enterprise Linux Server 5
チップセットIntel i5520+ICH10R E-ATX LGA1366
CPUIntel Xeon X5680 3.33GHz/12MB
QPI=6.4GT/s 6C/12T 130W x2(計12C/24T)
メモリ合計24GB DDR3-1333 PC3-10600
ECC Registered 4GB x6
HDD1TB S-ATA 7200rpm 3.5"
ニアラインストレージ x4(RAID 6:2TB)
FDD内蔵FDドライブ
光学ドライブDVD-ROMドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x8) x4 / PCI-E Gen2.0(x4) x1 /
PCI-E(x4) x1
筐体ミドルタワー 865W
外形寸法幅178x高さ452x奥行648(mm)
その他Areca ARC-1220 S-ATA 8Port PCI-E(x8)
備考



久しぶりのRed Hat事例で、今回はServer Editionです。
出荷当時、すでにVersion 6がリリースされていましたが、お客様のご要望により、今回はあえてVersion 5をインストールした状態で導入させていただいております。
また、今回は計算用途ということで、仮想化(Xen)はインストールしておりません。
仮想化をインストールすると、Xenカーネルがインストールされてしまいますからね…。


RAIDカードに関しましては、Arecaを使用しております。
SASの場合はLSI Logicを選択することが多いのですが、SATA RAIDはいろいろと選択肢があります。
ただ、3wareはLSI Logicに吸収されましたし、AdaptecもPMCに吸収された関係で、最近弊社での実績が増えてきているのが、このArecaです。

ArecaのRAIDカードの大きな特徴は、アレイを分割できる数が多いということですね(今回の事例でその機能を使ったわけではありませんが;)。
例えば、2TB HDD 4台でRAID 6を構築すると、RAID 6時の総容量が4TBになりますが、Windows XPなどでは2TB以上のストレージを認識できません。
こういう時のために、RAID 6で構築したアレイを1TBずつ4つに分割する、といったようなことが可能です。
他メーカーのRAIDカードでもアレイの分割は可能ですが、分割可能数が2つまでだったりと、意外と制限があります。
Arecaのカードは、この分割数が理論上最大15まで可能ですが、RAID機能から推定すると、最大でも8程度に考えるのが安心だと思います。
参考程度ですが…。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←areca ARC-1220です。

Intelチップ搭載の割に比較的安いので、コストパフォーマンスにも優れています。
ただ、arecaのSASカードは、動作がイマイチです;

2011年2月18日金曜日

Windows NT 事例7

明日は土曜で仕事だぃぇぁ(´Д`)


今日は暖かかったですねー。
風は強かったですけど。
昨夜は風も雨もすごくて、その音で起こされるほどでした;

このまま段々暖かくなって、そのまま春を迎えるんでしょうか。
気づけば2月ももう残すところ1週間程度。
すぐに3月になって、桜前線もニュースになることでしょう。


今日も日本は平和です。



【要望】


用途:プラント制御

OS:Windows NT Workstation 4.0 SP3

CPU:Pentium166MHz以上
メモリ:96MB以上
HDD:2GB以上
内蔵FDD、内蔵CD-ROM(8倍速)

PCIバス×1以上、ISAバス×1以上
シリアルポート(Dsub9pin RS-232C)×1
パラレルポート(Dsub25pin)×1
ミニD-Sub 15ピン×1

筐体サイズ:こだわらない

マウスポート×1、キーボードポート×1


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows NT Workstation 4.0
for Embedded Systems SP3 日本語
チップセットIntel 440BX ATX Socket370 FC-PGA
CPUIntel Celeron 566MHz/128KB FSB66 19.2W
メモリ128MB SDRAM
HDD80GB P-ATA 7200rpm 3.5"
FDD内蔵FDドライブ
光学ドライブDVD-ROMドライブ
ビデオMatrox G450 AGP D-Sub x1
外部I/Fシリアルポート x2 / パラレルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FAGP(4x) x1 / ISA x2 / ISA or PCI x1 / PCI x3
筐体ミドルタワー 400W -5V ISA対応電源
外形寸法幅198x高さ420x奥行450(mm)
その他
備考



今回もハードウェア的に特筆することはありません。

先日ご紹介したように、Windows NT Workstation 4.0 for Embedded Systemsは、SP6a以外ですと、SP3・SP4・SP5の対応が可能です。
というわけで、今回はそのSP3の事例です。
例によって、Windows Updateは適用されておりません。
今週は、Embedded OSのSP指定版事例週間になりましたねw


ところで、弊社のサイトにもある通り、Embeddedライセンスを使用する場合、OSのインストールディスクは付属しません。
その代わりに、弊社が独自に作成したリカバリーディスクを添付しております。
このリカバリーディスクを使用すれば、システムを弊社出荷時の状態に戻すことができます。
メディアはDVDとなっておりますので、光学ドライブはDVD-ROM以上を搭載させていただいております。

このブログや弊社サイトで産業用PCの事例を多々ご紹介しておりますが、弊社は基本的にBTO方式によるPCの生産を行っており、リカバリーメディアは、PCごとに作成されております。
そのため、リカバリーメディアは他のPCでお使いいただくことができません(ハードウェア構成が全く同じであれば可能です)。
また、有償無償・保証期間内外に関わらず、リカバリーメディア単体での提供はしておりませんので、紛失されないよう、保管していただくようお願いしております。


また、光学ドライブはDVD-ROM以上を搭載させていただいているということを書きましたが、Windows NT等のレガシーOSでは、書込み対応のドライブを搭載しても書き込みソフトは付属されません。
Windows XP以上でしたら対応している書き込みソフトを付属しておりますが、Windows NT等のレガシーOSに対応している書き込みソフトは、ご提供(販売)可能な製品がございません。
Windows 2000が限界でしょうか…しかし、最近ではWindows 2000対応のソフトも少ないため、かなり厳しいです。
Embedded OSを使われる場合、組込用途のため光学ドライブが書き込みに対応している必要がある例はあまり多くないと思いますが、ご注意ください。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←弊社が独自に作成したリカバリーディスクの盤面デザインです。

特にご指定がなければ、弊社出荷時の状態に戻せるように作成致します。

PCは1台1台手作り、リカバリーディスクもそれに合わせて1台1台真心を込めて、丁寧に焼いておりますw

2011年2月17日木曜日

Androidアプリ開発日記 6

Android開発環境を構築するだけ構築して、GALAXY Sを手にする前からした途端、何も着手しなくなったダメ人間こと伊藤。

キーボード入力と手書きが両方できるメモ帳があったら便利だなーと思ってるのですが、「それならGraffiti入れれば良いじゃん」と言われそうで怖いです。
いや、Graffitiはあくまで入力方式ですからね。
私が想像しているのは、ラクガキ帳みたいな感じですね。

それに、日本語対応しているからといっても、これは中々クセものです。
そもそもPDAを使ったことがないので、Graffitiにはあまり慣れていません。


ところで、GALAXY S/TabはAndroid 2.2を採用しており、auのIS03は2.1、Xperia arcは2.3、その他のAndroidスマートフォンやタブレットも、現状では2.1~2.3辺りが採用されています。
もうすでに周知の事実ですが、GoogleはAndroid 2.xはタブレット向けに最適化されていないので、3.0を待ってくれと言ってるんですよね。
噂では、スマートフォン向けは2.xシリーズで進めており、現在の最新は2.3ですが、次世代は2.4になる予定のようです。
つまり、スマートフォンとタブレットでOSのバージョンを細分化する、と。

ここで思い出されるのは、Chrome OSの存在ですね。
Chrome OSはネットブック向けOSということで開発が進められていますが、スマートフォンやタブレット(スレートPC)が台頭してきた今、ネットブックの存在価値はあまりありません。
もちろん、スマートフォンやタブレットでできない処理(アプリケーション)を動かすために必要…という状況はありますが、ネットブックはその名の通りネットにつなげたりメールをしたり…と、大した処理能力を必要としない作業向けのPCです。
であれば、必要とされなくなってくるのも必然です。
管理業務系アプリケーションはWindows OS等でないと動かない…ということもあると思いますが、Androidでリモートデスクトップができますしね…。

というわけで、Chrome OSもそのうちAndroidに統合される…特に、3.x(タブレット向け)に組み込まれていくのではないかと考えております。
Android自体も、そのうちスマートフォンとタブレット両方に最適化されたOSになっていくと思いますが。
Windowsではないのですから、OSが細分化して進化してしまうと、互換の問題が発生してきそうです。
オープソースなのに、それはないでしょう。


Android 3.0はすでにスクリーンショットが公開され、このOSを搭載して発売する予定のタブレットもいくつか発表されております(LG G-SlateMotorola XOOMなど)。
現段階ではAndroid 3.0のSDKはプレビュー版となっており、APIは最新ではなく、変更が加えられる可能性があります。
また、このプレビュー版SDKでビルドしたアプリケーションは公開できません。
あくまで、エミュレータ上で実行することができるだけ、ということです。
加えて、現在のドキュメントにはAndroid 3.0向けのガイドは含まれていないので、APIのリファレンス等は、プレビュー版のドキュメントを参照してください、とのことです。
ちょっと大ざっぱすぎる意訳ですが;
詳細はコチラ(Be aware that:)

というわけで、環境構築以後手をつけていないWindowsにひとまず3.0(Honeycomb)のプレビュー版SDKをインストールしてみました。
前回ほどしっかりした説明ではありませんが、ご参考にされる方は以下をご覧ください。

※すでにAndroidの以前のバージョンがインストールされている前提です。
 以前のバージョンをインストールしていない場合は、前回の内容を元に、Android SDKだけ現在の最新版(android-sdk_r09-windows.zip)をお使いください。
 Googleのレコメンドはinstaller_r09-windows.exeですが、実行ファイルだとどこに何を展開されるのかわからないので、前回の環境構築との互換性を保つため、ここでは圧縮ファイルを使用します。



  • Android SDKアップデート
http://developer.android.com/sdk/index.html
JDK(Java SE Development Kit)とEclipse(Pleiades)はすでにインストールされているので、すっ飛ばします。
JDKはアップデートしておいた方が良さそうなので、アップデートしましょう。

執筆当時(2011/2/17)の最新版は、先ほどご紹介したように「android-sdk_r09-windows.zip」です。
これもダウンロードして解凍し、C:\直下にある android-sdk-windows フォルダにファイルをコピーします(一部は上書きします)。
android-sdk-windows フォルダの中にあるファイルを削除してしまった方が良いのかもと思いつつ、ひとまず残す方で…。
こういうのに迷った場合、フォルダ名を変えて残しておくのが得策ですね。
今更になって気づきました。


  • ADT(Android Development Tools)プラグインアップデート
Eclipseを起動し、「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」を選択し、「作業対象」から「ADT」というリポジトリを選択して(「ADT」というリポジトリ名は、前回「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」に対して付けたものですので、別名を付けた方は、そのリポジトリ名です)、「開発ツール」にチェックを入れ、「次へ」。
使用条件のテキストを表示させた上で、条項に同意して「完了」。
※テキストを表示しないと、条項に同意して「完了」しても、インストールされません。
※インストール時に何かメッセージが出てきたら、とりあえず「OK」にしますw

Eclipseの再起動を促されるので、流れに身を任せます。

Eclipseが再起動したら、「ウィンドウ」→「設定」→「Android」を選択し、SDKロケーションにAndroid SDKのディレクトリ(今回の場合、C:\android-sdk-windows)を設定します。
※何かメッセージが出てきたら、とりあえず「続行」「OK」にしますw


  • AVDs(Android Virtual Devices)の作成
Eclipseの「ウィンドウ」→「Android SDK および AVD マネージャー」を選択します。

私の環境では、なぜか「Android SDK および AVD マネージャー」のウインドウが立ち上がらなかったので、とりあえず今回はエミュレータの起動までを確認、ということで、C:\android-sdk-windows内のSDK Manager.exeを直接叩くことにしました。
※まさか、Eclipseが日本語化されている(Pleiadesがインストールされている)から…?
 一瞬気づかなかったのですが、これを執筆していて、AVD Managerが英語表記になっていたので、もしかして…と。
 まれにこういうことはありますので、Eclipseは英語環境のままの方が確実かもしれませんね。

左側の「Available Packages」を開いて、既に登録されているリポジトリにチェックを入れて、パッケージをインストールします。


左側の「Virtual devices」を開いて、「New」ボタンで適当なAVDを作成します。
とりあえず、Nameは「sdk3.0_test」とし、Targetは「Android Honeycomb(Preview) - API Level Honeycomb」を選択し、SD Cardのサイズは「16MiB」、SkinのBuilt-inは「WXGA」(デフォルト)にしておきます。
あと、Hardwareの「New」ボタンで、適当なデバイスを追加しておきます。
ハードウェアエミュレーションオプションについては下記参照。
http://www.techdoctranslator.com/android/developing/tools/avd

最後に「Create AVD」ボタンをクリックして作成完了!


もうEclips上でやっていませんので、AVD Managerから直接エミュレータを立ち上げてしまいます。
もはや、サンプルプログラムなどどうでも良い。
エミュレータを立ち上げることこそが至上の命題である!

…何にも難しいことはないんですけどね。
と言いますか、何のためのエミュレータだ…;
いけませんね、目的と手段が入れ替わってしまうのは。

というわけで、「Virtual devices」の右側にある「Start...」ボタンでAVDを起動します。


起動しましたー。
起動中です。

待機画面です。
左が英語、右が日本語。

上の画面の鍵をタッチすると、波紋が広がります。
この鍵を画面外にドラッグすると、ホーム画面に移行します。
左が英語、右が日本語。

ホーム画面です。
例によって、左が英語、右が日本語。

エミュレータにプリインストールアプリ一覧です。
例によって、左が英語、右が日本語。

右下の時計をクリックしたら出てきた画面です。
スライドするような形で出現したのですが、描画が一部ズレてますね…これは直らなかったです。
例によって(以下略)

上の画面の右下の参画をタッチしたら出てきた画面です。
これもスライドするような形で出てきたのですが、やはり一部描画がズレてますね;
例によって(略

設定画面です。
デフォルトは英語ですが、言語で日本語が選択できたのでやってみました(今までの日本語画面は、ここで日本語に設定した後です)。
GALAXY Sを使っているおかげで、Androidの基本的な使い方がわかりますねw

検索欄で文字入力してみたら、デフォルトが中国語キーボードになってましたwww
"google"と入力したのに、左のような画面に…。
右下にキーボード選択アイコンが出たので、US(この時は英語設定にしてました)キーボードに変更したら、右の画面のように普通に入力されました。

言語を日本語にすると、検索候補蘭も日本語に対応します(左画面)。
キーボードを日本語にすると、日本語入力も対応します(右画面)。
日本語キーボードだと、変換候補も出ますし、左下の下向きアイコンで変換候補を隠すこともできます。

これは注目機能。

Android 2.xでも、アプリの画面を閉じてもバックグラウンドで動いています。
ただ、その画面をまた出したい時、もう一回アプリケーションのアイコンをタッチしなきゃなんですよね。
Android 3.0では、左下にあるウィンドウが重なったようなアイコンをタッチすると、現在動いているアプリが表示され、それをタッチすればその画面がまた復帰します。
確認はできませんでしたが、恐らくブラウザのようなマルチウィンドウ(タブ型)対応のアプリは、そのウィンドウごとに表示されると思います(枠が大きいですからね)。

ネットにもつなげられましたー。
ただ、Flashをインストールできなかったので、弊社のサイトは完全には表示できませんでした…残念。

というより、どうにもブラウザが不安定のようで、ページを見ようとしたり、タブを増やそうとしたり…ブラウザで何かしようとすると、とにかくエラーが発生します。
例にy(ry
最後に端末情報を。
モデル番号はsdk、AndroidのバージョンはHoneycombになっています。
Linuxカーネルは2. …文字化けしてるのか、読めません。
6でも5でも8でもないような…?
タブレット向けOSとは言っても、電話の機能は削っていないようですね。
今までのAndroidエミュレータでは、デフォルトで無線(3G回線)が使えなかったような気がしましたが、Honeycomb SDKでは、どう仮想デバイスが機能しているのかよくわかりませんが、特になにもせずネットにつながったので、驚きました。
Wi-Fiは動きませんでした(ネットワークの追加が動かず)。




気づいている方もいらっしゃると思いますが、上の画像は、最初の2枚を除いて、見やすくするために全部左回転加工を施しています。
設定上は自動回転ONになっているのに、横向きになっちゃうんですよね。
ただ、Androidが起動し、待機画面に移行した一瞬だけは、向きが正常なのです。
その後、画面が緑になって、画面が戻ると、勝手に横向きに回転してしまうという;
エミュレータに画面重量(?)検知のデバイスでも加えなきゃなんでしょうか…。


というわけで、「開発日記」ではありませんが、ご容赦をw

2011年2月16日水曜日

Windows NT 事例6

昨夜も夢を見ました。


ガチ仕事。


リアリティありすぎで、普通に仕事してる感覚でした…。
夢から覚めた時、「え?」と一瞬戸惑いましたし。
いえ、別にその夢でイヤな思いや苦しい思いをしたわけではなく、よくある日常の仕事をこなしている感じでして…。

ただ、男女1名ずつ、見知らない顔がありました。
恐らく新人スタッフでしょう。
しかし、若そうなのに、すでにベテランのような貫録で、テキパキと仕事をこなす二人。
た、頼りになる!!


ちょうど弊社では採用活動もしていますので、それが反映されたものかと。
願望?




【要望】


OS:Windows NT 4.0 WorkStation SP4

チップセット:Intel 440BX
CPU:PentiumⅢ 450MHz以上
メモリ:128MB以上
HDD:8.4GB以上

FDD、CD-ROMドライブ:要

LAN:10/100BaseTX

サウンド:要
表示:640x480(1670万色)
800x600(1670万色)
1024x768(1670万色)
1280x1024(1670万色)
1600x1200(65000色)
筐体サイズ:207(W)×426(D)×422(H)mm以下
前面ドライブベイ:5.25" x3以上、3.5" ×1以上
内蔵HDDベイ:合計2基以上

拡張スロット:PCI ×3、PCI/ISA ×1

インターフェイス:シリアル ×2、パラレル ×1、USB ×2

モニタ:お客様お手持ち製品を使用

-----------------------------

下記増設カードとドライバのセットアップ及び動作確認(ドライバFD、カード支給)
※実機接続テストは不要、基本動作確認のみ

  • LANアダプタ:3com製 EtherLink XL 3C900B-Combo x2
  • SCSIアダプタ:Adaptec製 AHA-2910C/JA


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows NT Workstation 4.0
for Embedded Systems SP4 日本語
チップセットIntel 440BX ATX Socket370 FC-PGA
CPUIntel Pentium III 700MHz/256KB FSB100 18.3W
メモリ128MB SDRAM
HDD80GB P-ATA 7200rpm 3.5"
FDD内蔵FDドライブ
光学ドライブDVD-ROMドライブ
ビデオMatrox G450 AGP D-Sub x1
外部I/Fシリアルポート x2 / パラレルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FAGP(4x) x1 / ISA x2 / ISA or PCI x1 / PCI x3
筐体ミドルタワー 400W -5V ISA対応電源
外形寸法幅208x高さ423x奥行348(mm)
その他
備考増設カード取り付け+ドライバインストール



かなり詳細なスペックのご要望をいただきましたが、これは、現在使用している機器に組み込まれているPCの代替えということで、そのPCのスペックをいただいたものです。


まず、OSに関してはWindows NTですが、SP4です。
通常、ご指定がなければ最新バージョンまでアップデートするため、SP6a+Internet Explorer(以下IE)6 SP1+Windows Update適用済み、という状態で納入させていただいていますが、SPのご指定がありましたら、そのSPで納入することも可能です。
現状、Windows NTでしたら、SP6a以外はSP3・SP4・SP5の対応が可能です。
ただし、Windows NTでWindows Updateを適用するためにはIE 6 SP1が必要で、IE 6 SP1をインストールするためにはSP6aまでアップデートする必要があります。
したがって、SP5以下の場合は、Windows Updateが適用されませんので、ご了承ください。

チップセット、拡張スロットに関しましては、お客様のご指定の通りです。
CPUはPentium IIIということで、現在入手できる製品で条件を満たす製品にしました(当初はSlot 1でご指定をいただいておりましたが…)。

インターフェースに関しましては、Windows NTですとUSBを認識できませんので、それ以外の条件を満たすことでご了承をいただきました(物理的にUSBポート自体はありますが、使用できません)。
LANに関しましては、お客様から支給される追加カードにて対応するということで、オンボードにある必要がなくなりました(これに関しても、紆余曲折ありました;)
また、サウンドも不要ということです。

ケースに関しましては、サイズが縦と横に1mmずつ大きくなってしまいましたが、誤差範囲内ということでご了承をいただきました。
ベイの数を満たしつつ、サイズを満たす製品を探す…案外、筐体選定って、PC設計の中で一番大変なんです;


また、今回はお客様支給のカード取り付けとドライバインストールのご要望もいただき、対応させていただいております。
※今回の場合、ドライバFDの支給は必須条件です。
 3comなんかはメーカーサイトがないので、ドライバのダウンロードもできません…。

当初はこれも新規ご購入ということでご要望をいただいておりましたが、いかんせん古い製品ですので、同製品の入手は不可、同等品を探すのもかなり厳しい状況でした…。
LANに関しては、SP4指定ということでご提案できる製品がありません(SP6でしたら、ご提案できます)。
SCSIはMO用ということですので、Adaptec AHA-2940あたりで対応できる可能性があります(ただし、納期がかかる可能性が高いです)。
また、当初はJusty製 JIF-01R(マルチI/Oカード)のご要望もいただいておりましたが、詳細仕様が不明なため、代替製品のご提案ができませんでした(メーカーサイトがないため…;)。
と言いますか、3Comにしても、Adaptecにしても、Justyにしても、そもそも全てメーカーがなくなっています;

3Com→HP
Adaptec→PMC
Justy→倒産


必ずしもお客様の初期ご要望を全て満たせるとは限りませんが、状況に応じて代替案をご提案させていただきますので、気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回の事例で使用したケースです。

組込等は特に、専用ケース等で作られている場合がございますので、汎用製品で条件を満たす代替製品を探すというのは中々骨が折れるものです…。
汎用=大は小を兼ねる、ということですからね。
サイズ的な意味だけでなく。

2011年2月15日火曜日

ミーハーです。

ちょうど本日の帰りにそんな話になったので、記述しておきます。
多分、私はミーハーです。

  
多分、というのは、「ミーハー」という言葉の意味をよく知らずに、この単語の使い方や使われる場面から、意味を推測して使用しているためです。
私の解釈は下記のとおりです。

  • 流行している事物を好む人。ここで言う「流行」は、自身の周辺(小規模)、自身の属する社会(中規模)、自信の属さない社会(外界)のいずれかで、イノベーター理論でいうイノベーターからアーリーアダプターまでの浸透率を誇るものを指す。※1
  • その事物を好むのに、「流行しているから」という理由以外には大した理由を持たない。もしくは、本心ではあまり思っていない、取ってつけたような理由を加える。もしくは、後から「流行しているから」ということ以外の理由(メリット)を見つけて正当化する。
※1 ここで世界中(大規模)が入らないのは、数字的に現実味ががなくなるため。
   イノベーターからアーリーアダプターまでの浸透率=16%


さて、「ミーハー」をWikipediaで調べると、以下のように書かれていました。

ミーハーとは、世の中の流行や芸能人の動静に熱中したり、影響を受けやすかったりするような者に対しての呼称である。

…当たらずとも遠からず?w


ということで、私は自分で自分を多分ミーハーだと思っているのですが、果たしてそうなのか、検証してみましょう。



まず、私が自分をミーハーだと思う事例を挙げてみます。

  • 日テレの旨イイ話で、比較的多く「旨イイ」と認定されたもののうち、自分が食べてみたいと思ったものを通販で購入します。
  • 最近、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(通称:もしドラ)を読みました。
  • ズームインスーパーで取り上げていた、「水筒男子」にあこがれています。
  • 好きなアーティストが「好きだ」と言っているアーティストのCDを買います。
  • Twitterやってます。
  • GALAXY Sを所有しています。

 …なんかどれも微妙ですね;


「旨イイ」の件に関しては、これで旨いと評価されると、次の日から注文殺到で、商品が届くまでに数か月、というのがザラです。
それでも購入します。

もしドラに関しては、弊社マーケティングスタッフSをはじめとして社内でも話題に…というか、元々マーケティング部創設時くらいにドラッカーの話を聞いていました。
もしドラが入門として~というのも知っていましたが、ある日ズームインスーパーで取り上げられたので、「ここまで浸透してたのか!」と知り、読んでみることにしました。
感想に関しては割愛。

恐らくですけど、初期購入者の大半は表紙の萌え絵に惹かれた人が大半だと勝手に思っていますw
いや、それも立派な戦略。いいと思います。
ただ、萌え絵は本の表紙と巻頭カラー1ページ、カラー挿絵2ページの、たった4ページなんですよね。
どれだけの人ががっかりしたんだろう…。

どうでもいいですけど、これアニメ化するらしいですね

水筒男子に関しては、なんででしょう。
東京シティに生きる男子の、そこに美を見出すというセンスにあこがれてしまったんでしょうか。

好きなアーティストが…ってのは、なんかミーハーとは違う気がしますけど…。
Wikipediaにある、「芸能人の動静に熱中したり」の一環ですね。

Twitterは、正直このサービスに意味を見出せず、知ってからもしばらく手を出していなかったのですが、流行しているから、という理由でとりあえず登録しました。
登録直後は、やはり有用性を見つけられずに持て余していたのですが、遠出したりすると、リアルタイムゆえの情報の有用性はなんとなくわかったりわからなかったり。
でも、やっぱり普段仕事中とか家にいたりする時は、使わないです。

GALAXY Sは、やはり最近流行のスマートフォンということで。
iPhone嫌い…というか、アンチAppleなだけですけどね。
でも、携帯端末もPCライクなのは、勝手がわかりやすくて馴染みがあって良いです。
Windows PhoneやBlackBerryを使わないのは、日本国内では不便だということと、「電話までWindowsかよ」というのと、なんか好きじゃないというのと。



しかし、ミーハーとは逆の一面もあります。
要するに、天邪鬼ってことですねw

とりあえずiPodをはじめとした、Appleの携帯オーディオプレーヤーやiPhoneは嫌いです。
正直言って、流行ってるから嫌いです。
iPodやiPhoneは音が好きじゃない(Creativeの方が私は好きです)というのもありますけど、音的に聞くに耐えられない、というレベルではありません。
あくまで、「流行ってるからイヤ」です。

AKB48やK-POP等、最近流行のアイドル集団も、好きじゃありません。
これは別に流行ってるから嫌い、というわけではありませんが、何が良いのかわかりません
嵐もそうですねー。
俺は、ジャニーズならTOKIOかKAT-TUNが好きです。

あと、今携帯ゲーム機で流行のMonster Hunter(モンハン)。
これも、流行ってるからやりません
べ、別にネトゲだから、廃人になりそうだからやらないってわけじゃないんだからねっ!?///
…イヤ、それはそれで正当な理由か。



…あと他に何かありましたかねぇ…;



まぁ、そんな感じで、どちらかと言えば流行を追ってる方が多いので、多分私はミーハーなんでしょう、きっと(いい加減
だから何なんだ。
検証とか何とか言って、全然検証になってません。
飽きました。


ミーハーだから良いとか悪いとか、ないですよね。
皆さんも、きっとミーハーな一面と、そうでない一面があるでしょうし。

ビバ☆没個性!


強引すぎる…;

2011年2月14日月曜日

組込PC 事例8

今日はバレンタイデーですねー。

個人的に購読しているTech Targetからのネタですが、去年のクリスマスの頃の記事を読んでいたら、こんな集団を紹介しているコラムを見つけました。

革命的非モテ同盟

恐らく東京では有名な集団なのではないかと思いますが、どうなんでしょう?
東京は本日雪だったそうで、お疲れ様でした…。


どうでもいいんですけど、粉砕デモを敢行しても、非モテに明るい未来は創造されないと思うんですが…。
まぁ、こういうのも、楽しんでナンボですよね。




【要望】


OS:Windows XP Professional SP2(必須・SP3は不可)

グラフィック:フルハイビジョン表示可能なこと
CPU、メモリもフルハイビジョン表示ができ、快適に動作できるスペック
筐体サイズ:デスクトップ型 できるだけ小さく


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows XP Professional SP2
for Embedded Systems 日本語
チップセットIntel G31+ICH7 M-ATX LGA775
CPUIntel Core2 Duo E7500 2.93GHz/3MB FSB1066 65W
メモリ合計2GB DDR2-800 PC2-6400 1GB x2
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5"
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオnVidia GeForce 210 512MB PCI-E
D-Sub x1 / DVI-I x1 / HDMI x1
サウンド内蔵サウンド機能
ネットワーク10/100/1000Base-T x1
外部I/FUSB 2.0 x8 / シリアルポート x1 / パラレルポート x1 /
PS/2 x2
内部I/FPCI-E(x16) x1 / PCI-E(x1) x1 / PCI x2
筐体スーパーミニタワー 300W
外形寸法幅140x高さ323x奥行276(mm)
その他
備考



今回はハードウェア的に何か特殊なことがあるわけではありません。
強いて言えば、G31のオンボードグラフィック(GMA 3100)でもフルHD対応していますが、グラフィック性能や高解像度対応を考慮してDVI付のビデオカードを搭載したことくらいですが…。
今回の事例の特殊性は、Windows XP for Embedded Systemは、SP3の日本語/英語/MUI(Multi User Interface・多言語版)だけでなく、SP2の日本語/英語/MUIも対応可能ですよ、ということですね。
Embedded OSですので、あくまで組込用途に限ります


Windows XPはSP2でセキュリティ面にかなり変更が加えられました。
SP2環境に合わせて作成されたシステム(プログラム)が、SP3環境で正常に動作しないという例も多々あり、SP3適応済みOSが販売されても、しばらくはSP2指定でPCを出荷していた時期がありました…。

また、SP2は、出荷時期によりSP2a・SP2b・SP2cと細分化されていました。
SP2bはマイナーバージョンアップ版ということで、一部のパッチが適用された製品でした。
SP2cは、SP2bのプロダクトID不足により、プロダクトIDの系統を変更した製品でした。
SP2cのインストールメディアでSP2bまでのプロダクトIDを使用すると、インストール自体はできても、ライセンス認証で引っ掛かります。
そういうこともあって、インストールメディアとプロダクトIDの紐付けをしっかりお客様側で管理していただくようお願いしたこともありました…。


まぁ、それくらいSP2の時代は長かった&出荷台数は多かった、ということですね。


というわけで、SP2の需要はまだまだございますので、Embedded OSではそれをサポートするということですね。
ちなみに、Embedded OSのSP2は、「SP2c」です。
といっても、Embedded OSはインストールメディアを付属することができませんので、あまり関係はありませんが;


気になる方は、是非是非コチラへ。


←一部(?)の方には懐かしい一品ですね。

SP2適用OSの販売当時、SP2へアップデートするために配布されたCDです。
今ほどインターネットが普及されていたわけではなく、回線速度も決して早かったわけではありませんので、こういった形で提供されてたわけですね。