2010年7月8日木曜日

Androidアプリ開発日記 2

前回のあらすじ。

「Androidアプリを作るぜ!」と無謀な宣言をした伊藤。


以上。


前回の続き。

まずは開発環境の用意ですね。
MacOSでしか開発できないfxxk'niPdoneアプリと違い、AndroidアプリはWindowsやLinux上で開発環境を構築できます。
今回はWindowsでの開発環境整備をご案内します。

参考URL:
Androidアプリ開発,事始め(IT Pro)
SDKInstall(日本アンドロイドの会)

上記URLを参考に開発環境を整えます。
…だと何も始まりませんねw
若干情報が古い点もありますので、実際に今のバージョンでやってた場合を記載します。


  • JDK(Java SE Development Kit)インストール
http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html

執筆当時(2010/7/8)の最新版は、「JDK 6 Update 20」です。
※ダウンロードしようとすると、Sun Onlineアカウントへのログイン画面が出ますが、Skip this Stepでスルーできます。

特筆することはありません…というか、現段階ではどういう形(環境)が自分にとってやりやすいのかわかりませんので、基本的にデフォルトのままインストールします。
「こうしないとNG」というのは、特にないですね。

  • Eclipse(Pleiades)インストール
オリジナル:http://www.eclipse.org/downloads/
日本語版:http://mergedoc.sourceforge.jp/

日本語版の方がやりやすそうなので、Pleiadesをインストールすることにします。
執筆当時(2010/7/8)の最新版は、「Eclipse 3.6 Helios」です。
「Eclipse 3.6 Helios Pleiades All in One」アイコンをクリックし、JavaのFull All in One(JREあり)をダウンロードして、C:\の直下に解凍します。
Eclipseのショートカットをデスクトップに置いておくと便利ですね。
※今回はとりあえず一通りのことをEclipseでやるつもりなので、環境変数は設定しません。


  • Android SDKインストール
http://developer.android.com/sdk/index.html

執筆当時(2010/7/8)の最新版は、先日ご紹介したように、「Android 2.2 SDK, Release 6」です。
これもダウンロードしてC:\直下に解凍します。


  • ADT(Android Development Tools)プラグインインストール
Eclipseを起動し、「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」を選択し、「作業対象」に「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を打ち込み、追加ボタンを押します。
リポジトリ名は適当に、「ADT」とつけておきます。
「開発ツール」にチェックを入れ、「次へ」。
使用条件のテキストを表示させた上で、条項に同意して「完了」。
※テキストを表示しないと、条項に同意して「完了」しても、インストールされません。
※インストール時に何かメッセージが出てきたら、とりあえず「OK」にしますw

Eclipseの再起動を促されるので、流れに身を任せます。

Eclipseが再起動したら、「ウィンドウ」→「設定」→「Android」を選択し、SDKロケーションにAndroid SDKのディレクトリ(今回の場合、C:\android-sdk-windows)を設定します。
※何かメッセージが出てきたら、とりあえず「続行」「OK」にしますw


  • AVDs(Android Virtual Devices)の作成
Eclipseの「ウィンドウ」→「Android SDK および AVD マネージャー」を選択し、左側の「Available Packages」を開いて、既に登録されているリポジトリにチェックを入れて、パッケージをインストールします。
※あまり考えていなかったのですが、さっきダウンロードしたのはSDKであって、プラットフォーム等のパッケージは含まれていないということですね。

左側の「Virtual Devices」を開いて、「新規」ボタンで適当なAVDを作成します。
とりあえず、名前は「sdk2.2_test」とし、ターゲットは「Android 2.2 - API Level 8」を選択し、SD Cardのサイズは「16MiB」、Skinのビルトインは「Default(HVGA)」にしておきます。
あと、ハードウェアの「新規」ボタンで、とりあえず「DPad support(数字キー)」「Keyboard support(キーボード)」「Touch-screen support(タッチスクリーン)」を追加しておきます。
ハードウェアエミュレーションオプションについては下記参照。
http://www.techdoctranslator.com/android/developing/tools/avd

最後に「Create AVD」ボタンをクリックして作成完了!


  • サンプルプロジェクト作成
エミュレータを起動するために、サンプルのプロジェクトを作成します。
「ファイル」→「新規」→「その他」を選択。
っていうか、ぶっちゃけCtrl+Nで一発ですねw

「Android」→「Andoroidプロジェクト」を選択して「次へ」。
Test Project Nameのところには、適当に「HelloAndroidProject」と入力し、ビルド・ターゲットは「Android 2.2」を選択。
でないと、先ほど作ったAVDが動かないので;
アプリケーション名は「HelloAndroid」にして、パッケージ名には「jp.hews.hello」、Create Activityのところには「HelloAndroidActivity」、Min SDK Versionには「8」を入力して「完了」。

一瞬、Rでエラーが出たような気がしますが、プロジェクトが無事作成されたようなので、「実行」→「実行」(Ctrl+F11)で「Androidアプリケーション」を選択して「OK」。

起動しましたー。

起動中です。

サンプルプロジェクトも無事起動しました。

ついでなので、メニュー画面も上げておきますね。










ってな感じで、開発環境構築と動作チェックは無事完了です。

実は、これの前に同じサンプルをAndroid 1.5でもやっていたんですが、やっぱ2.2の方が起動が早かったですね。
あと、エミュレータの初回起動時はハードウェアの初期化があるので若干時間がかかりますが、2回目以降はそこそこ早く起動します。
それにしても、エミューレータだからかどうかはわかりませんが、ボタン(キー)の認識度合いやタッチした時の画面の動きはやっぱ微妙ですね…。
現在販売されている実機(Android端末)でも問題のようですので、やはりその辺は完全にiPhoneに遅れを取っていますね…。

さてさて、キャプチャ画面のウインドウ色が通常のXPっぽくないところは置いといて、環境構築は終わりました。
ここまでは教科書通りなので、今時なら小学生でもできます。
俺達の戦いはこれからだ!

伊藤先生の次回作にご期待ください。

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