今週頭に各メーカーからIntel 7シリーズのマザーボードが発売され、店頭では大賑わいと聞いております。
かくいう私も、Ivy Bridgeに合わせて自宅PCを刷新し、音楽環境も64bitで構築し直そうと、現在準備を進めております。
今まで使っていたVSTプラグインはある程度引き継ぎますが、PCからDAWから一気に64bitへ移行します。
こういうのは、ある程度まとめてやった方が気持ち良いんですよねー。
Windows 7が発表され、64bit化が大分進んできてはいるものの、なんだかんだで32bitに依存してしまう部分は若干残ってしまいます。
というのも、やはり使い慣れたシステムであったり、対応状況が遅かったり…と、理由は様々ですが、これって、Windows NTや98、2000、XPが未だに必要とされてしまうことに似ているなぁと。
コストとの兼ね合いになりますが、ソフトウェアは、ハードウェアへの対応があってナンボですので、日進月歩のこの業界、ハードウェアの進化に合わせてソフトウェアも更新していかなければならない、そういった先のことを考えたシステム作りというのが重要になってくるのではないかと思う今日この頃です。
まぁ、ビジネスですので、保守も考慮していくと、プロプライエタリなシステムになってしまうのも仕方ないとは思いますけどねw
あと、ハードウェアにそれほど依存しない問題であれば、仮想PCという逃げ道もありますし、ちょうど今日ご紹介するVT-d技術も進化していますので、今後はまた状況も変わってくるのかもしれません。
【要望】
用途:社内製ソフトウェアの動作確認
OS:Windows7 Pro 64bit
マザーボード:VT-x、VT-d対応の物
CPU:Core i7(VT-x、VT-d対応の物)
CPUクーラー:オススメのもの
メモリ:支給品
グラフィック:Geforce GTX 560 Ti
Cドライブ:SSD(支給品)
Dドライブ:HDD 2TB
ケース:CoolerMaster Silencio 550
仮想PCソフト(VMWare or VirtualPC)を使用する予定
OS:Windows7 Pro 64bit
マザーボード:VT-x、VT-d対応の物
CPU:Core i7(VT-x、VT-d対応の物)
CPUクーラー:オススメのもの
メモリ:支給品
グラフィック:Geforce GTX 560 Ti
Cドライブ:SSD(支給品)
Dドライブ:HDD 2TB
ケース:CoolerMaster Silencio 550
仮想PCソフト(VMWare or VirtualPC)を使用する予定
【弊社が提案したPCの構成】
OS | Microsoft Windows 7 Professional 64bit 日本語 |
---|---|
チップセット | Intel Q67 M-ATX LGA1155 |
CPU | Intel Core i7 2600 3.40GHz(TB 3.80GHz)/8MB 4C/8T 95W |
メモリ | 支給品 |
SSD | 支給品 |
HDD | 2TB S-ATA 7200rpm 3.5" |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ビデオ | nVidia GeForce GTX 560 Ti 1GB PCI-E DVI-I x1 / Mini-HDMI x1 ELSA GLADIAC GTX 560 Ti 1GB GD560-1GERTI |
サウンド | 内蔵サウンド機能 |
ネットワーク | 10/100/1000Base-T x2 |
外部I/F | USB 3.0 x2 / USB 2.0 x6 / シリアルポート x1 / PS/2 x1(Keyboard/Mouse) |
内部I/F | PCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E Gen2.0(x4) x1 / PCI-E(x1) x1 / PCI x1 |
筐体 | ミドルタワー CoolerMaster Silencio 550 600W 永久保証電源 |
外形寸法 | 幅210x高さ451.5x奥行502.4(mm) |
その他 | CPUファン:CoolerMaster Hyper TX3 |
備考 |
お客様が開発したソフトウェアの動作検証用で、仮想化を用いるため、VT-x、VT-d対応のマザーボードとCPUでご案内させていただきました。
VT-xに関しては最近の製品でしたら問題ありませんが、VT-dは意外と落とし穴です。
今回いただいたご要望の通り、「Core i7 CPUが使えるVT-d対応マザーボード」と限定すると、Q57、Q67、X58、X79チップセットのマザーボードに限定されます。
※Intel 4シリーズ以前のチップセットはCore iシリーズ非対応、サーバー・ワークステーションチップセットはCore i7非サポート
CPUを限定しなければ、他にもVT-dをサポートしているチップセットはあります(Q35やQ45、サーバー・ワークステーションチップ等)
また、VT-dをサポートしているわけではないチップセットのマザーボードでも、VT-dが使えてしまう製品はありますが、動作に関しては、推して知るべしですね。
CPUと違って、製品によってVT-dが使えたり使えなかったりで、ややこしいんですよね;
CPUは、「それこそ上位クラスのCore i7だったら、いずれもVT-dをサポートしてるでしょう」と思いきや、結構そうでもありませんw
i7-2600Kやi7-2700Kなどは、VT-dをサポートしておりませんので、ご注意ください。
というか、そもそもVT-dって?という方はコチラ。
参考:
http://wiki.xensource.com/xenwiki/VTdHowTo?highlight=%28vtd%29
http://www.intel.com/jp/support/motherboards/desktop/sb/cs-030922.htm
気になる方は、是非是非コチラへ。
←VT-dのdirect assignmentイメージ図です。
つまり、こういうわけで、I/Oをダイレクトで仮想PC上にアサインできるというわけですね(何
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