2010年9月27日月曜日

ArcGIS用PC 事例1

9月に入って日が短くなり、秋めいてきましたねなんて書きましたが、気温も下がっていよいよ秋らしくなってきましたね。
と言いますか、秋めいてきましたねと書いた週にいきなり寒くなった日があったので、「すっかり秋ですね」と書こうと思っていたのが、諸事情で機を逸してしまいましたw

それにしても、雨の日も増え、本当に女性の心と称される秋空っぽくなったものです。
晴れの日中はそこそこ暑くなる日もたまにありますが、朝と夜は十分に冷え込みます。

そういう時に思うのが、「春くらいにいきなり寒い日があると『寒が戻る』って言うけど、秋にいきなり暑い日があっても『暖が戻る』って言わないよな」ということです。
ついでに思うのが、「よくよく考えると、『暖』じゃないよな、夏は。むしろ『暑』だよな。でも、かといって『暑が戻る』とも言わないよな」ということです。


余計なことに頭を悩ましつつ、今年は読書かスポーツか食か、はたまた別の新しい何かを開拓するのか、どんな秋にしようかと思いを馳せるのもまた一興。
しかしながら、気温の差が激しいので、悩んだまま実行せずに終わらぬよう、皆様もお体にはご自愛くださいませ。





【要望】


用途:ArcGIS

OS:Windows XP Professional

M/B:USBポートが多いもの

メモリ:合計6GB(2GB x3、高速なもの)
HDD:500GB(システム用、データ用で1台ずつ)
システムは読み出し性能が早いものを希望

光学ドライブ:読み込み速度の速いDVDROM

ケース:排熱(エアフロー)のすごい良いもの
爆音でもかまわない。ファンがたくさん載っているものが良い
電源:連続稼動に耐えられるもの、最低1000Wクラス

マウス、キーボード:不要


【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows XP Professional SP3 日本語
チップセットIntel X58+ICH10R ATX LGA1366
CPUIntel Core i7 Extreme Edition i7-975
3.33GHz(TB 3.6GHz)/8MB
QPI=6.4GT/s 4C/8T 130W
メモリ合計6GB DDR3-1333 PC3-10600 2GB x3
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5"
光学ドライブDVD-ROMドライブ
ビデオnVidia Quadro FX 3800 1GB PCI-E
DVI-I x1 / DisplayPort x2
サウンド内蔵サウンド機能
ネットワーク10/100/1000Base-T x1
外部I/FUSB 2.0 x8 / IEEE1394 x1 / e-SATA x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x3 / PCI-E(x1) x1 / PCI x2
筐体ミドルタワー 1100W 永久保証電源
外形寸法幅202x高さ440x奥行485(mm)
その他
備考ソフトインストール/設置・設定
クーリング加工/ファン追加


ArcGISは、ESRI社から販売されているGIS(Geographic Information System=地理情報システム)ソフトウェアファミリーの総称です。
ArcGISは負荷分散(マルチコア・Hyper Threading)に対応しており、OpenGL 1.3以上が必要です。

参考:ArcGIS Desktop製品のマルチプロセッサ/マルチコア プロセッサ サポートについて
http://www.esrij.com/products/arcgis/environment_topics/multicore.html


nVidia SLI技術にも対応しており、3Dを使う場合にはパフォーマンスの向上が期待できますが、2Dのみの場合、ビデオカードのスペックによるパフォーマンスの差はあまりありません。
多くて256MB程度のVRAMを搭載しているビデオカードで十分です。

参考:nVidia Quadroのサポートするアプリケーション一覧 (PDF)
http://www.manandmachine.co.uk/images/FX%20overview.pdf


追加参考:ESRI Support CenterのNVIDIAに関するtechnical article
http://support.esri.com/index.cfm?fa=knowledgebase.techarticles.articleShow&d=23478


メモリが6GBなのにOSが32bitなのは、「今後64bit OSに変更する予定がある」とのことで、その時にメモリを増設するとスロットが埋まってしまうため、先にハードウェアだけ64bit対応にしておく、というお客様のご希望です。

当初は内蔵FDD+カードリーダーや光学ドライブ2台(2台目はDVDスーパーマルチドライブ)でご依頼をいただいていたのですが、予算の関係でこれらは省く形になりました。
ストレージに関しても、速度を上げるためにSASやSSD、Western DigitalのRaptor等が候補に上がっていましたが、これらを採用するとCPUやビデオカードに割ける割合が減ってしまうため、費用対効果を考慮し、通常のHDDにしました。
メモリも高速なものという風にご依頼いただいておりましたが、CPUがサポートするメモリの速度がDDR3-1066ですので、オーバークロックをするわけでなければ、メモリの速度だけを早くしてもあまり意味はありません。

元々ある程度排熱効率の良いケースを選択していますが、その上でクーリング設定を行っております。
筐体サイズ的にも余裕があり、チップセット・CPU・HDD等、それほど大した熱を発生させるものでもありませんので、特に加工せずとも標準のままでもいけますが、お客様のご要望に応じて対応させていただいております。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←ArcGISのロゴですね。

CADではありませんが、この手の3D描画ソフトに関しては、APIがOpenGLであることが多いですので、大概の場合Quadroを使用する仕様でご案内しております。

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