昨日のPC事例で途中まで紹介して中座した、熱対策のお話。
本日木曜日は「役に立つかもしれないネタの日」ということで、全編ご紹介しようと思います。
単なる熱対策でしたら、ファンの搭載数や回転数を増やせばいいだけの話です。
当然音は大きくなります。
それでは何にも面白くありませんので、「できる限り静音性を保つ」という条件を加えます。
ある意味当然ですねw
※以下の内容は、実際に厳密な測定を行ったりしない、言わば「感覚」や「経験」に基づくものです。
何故なら、「そんな厳密な計測を行う時間はない」ためです。
時間費用対効果(タイムコストパフォーマンス)を重視した内容であることを先にご理解ください。
また、下記内容に関して弊社はいかなる責任も負わず、サポートも行いません。
1.【目的】なぜ温度が高いと問題なのか?
そもそもPCの温度が高いとなぜ良くないのか?
大ざっぱな解答としては、「寿命が短くなるから」とか「動作が不安定になる」とか「壊れやすくなる」といったところだと思います。
それは困りますよね?
だからよろしくない、と。
PCに限らず、精密機器、機械に使用される金属というか物質全般に言えますが、それぞれ「適温」というものがあるのです。
厳密には、それぞれの物質にはそれぞれ「一番寿命が長く持つ=適温」があり、そこから温度が上がっても下がっても寿命が縮まるもので、その温度差が大きくなればなるほど寿命が縮みやすくなり、調子も悪くなる、と。
人間だってそうでしょ?
残念ながら私は物質工学を専攻していたわけではありませんし、具体的な数字やグラフ、厳密な話をできるわけではありませんが、人間に置き換えてみるとよくわかると思います。
人間の平熱が36℃前後であるように、PCにも適温というものがあり、構成する物質次第である程度の耐熱を施すことができるものの、やはり安定動作をさせるためには「熱対策」が重要になる、と。
新しい技術で発熱量を抑えたり、人間同様アイドリングタイムは電気の消費量を減らしたりできるものの、通電している間は働きっぱなしです。
勤務時間の8時間、一定速度で走りっぱなしてるようなもので、操作する人の要求次第でペースを上げなくてはならず、PCは「疲れたら休む」ということができないのです。
そして、気づけば体温は相当上がっており、いずれは体調を崩してしまう…。
そういったことを考慮し、四季を通じて安定動作するPCをお客様にご提供できるよう、弊社では熱対策を重視しております。
気温の変化というのもPCに影響を与えるもので、夏でも冬でも変わらぬ動作をするためには、熱対策だけなく、パーツの品質も重要です。
今は昔ほどはないのかもしれませんが、「国内」か「国外」か、PCやパーツそのものの「出生(製造)地」も重要でした。
製造地の気温に合わせた設計になっているため、別の地域に持っていったり使ったりすると、気温の影響で調子が悪くなる、壊れやすくなる、ということもありました。
細かいことかもしれませんが、「温度」というのはこれくらい重要なものなのです。
というわけで、本題に入る前に長くなることが予想されましたので、続きはまた後日www
冒頭で「全編ご紹介しようと思います」とか書いてたのにwww
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