2010年9月29日水曜日

デジタルコンテンツ用PC 事例1

製造部門では、先週末に一つのヤマを乗り越えましたが、ホッとしたのも束の間、月末ということでまた俄かに忙しくなってまいりました。
あぁ忙しい忙しい。


どうでもいいですけど、左側に表示されてる「ラベル」。
Bloggerの「カテゴリ」機能に当たるもので、とりあえずわかりやすくしようと思って記事にラベルをベタベタ貼ってるんですが、増えすぎですね。
中には1つしか貼ってないラベルもいくつかあるんですが、意味あんのかと。
しかもこのラベル機能、「1つの記事に対して200文字まで」と決められており、いろいろと特色が詰められている記事があっても、最も強い特色のラベルしか貼れません。
残念至極。

あと、左上にある検索ボックス。
Googleにしては珍しくというか、検索能力が低いです。
一時期、それとは別に検索ボックスを用意したこともあったのですが、それもこちらの思うような検索結果がでてこなかったので、外しました。
使ってみてわかる不便さですね。


…あれ?オチがないぞ?



【要望】

用途:CG・デジタルコンテンツ制作の作業用PC

【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows XP Professional x64 Edition 日本語
(Microsoft Windows 7 Professional 64bit 日本語
 ダウングレード権使用)
チップセットIntel X58+ICH10R ATX LGA1366
CPUIntel Corei7 i7-960 3.20GHz(TB 3.46GHz)/8MB
QPI=4.8GT/s 4C/8T 130W
メモリ合計12GB DDR3-1333 PC3-10600 2GB x6
HDD1TB S-ATA 7200rpm 3.5"(System)
2TB S-ATA 7200rpm 3.5" x2(Data)
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオnVidia Quadro FX 580 512MB PCI-E
DVI-I x1 / DisplayPort x2
サウンド内蔵サウンド機能
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x8 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x2 / PCI-E(x4) x1 / PCI-X x2 / PCI x1
筐体ミドルタワー 600W 永久保証電源
外形寸法幅205x高さ514x奥行507(mm)
その他
備考


弊社ではR&D(Research and Development)専門商社として、研究・開発関係のお客様が多いのですが、このブログ及び弊社特設HP「産業PCおてがら屋」に代表される産業・組込用途のお客様も多く、はたまた今回の事例のようにマルチメディア関係のお客様からもお引き合いをいただいております。
今回は作業用としてスタンドアロンのPCをご紹介させていただきましたが、同じお客様で別の事例もありますので、それはまた次の機会に。
決して「今回その事例をご紹介しようと思ったけど、間違えて別の仕様をメモってしまった」ワケではありませんので


数年前からCPUのマルチコア化が進み、並列処理が多く求められるシミュレーション分野同様、マルチメディア分野でもその恩恵を授かれるようになりました。
QPIによるメモリアクセスの向上も相まって、非常に処理効率が高くなり、コストパフォーマンスは格段に上がっています。

ただ、今まであまり触れてきませんでしたが、このクラスのCPUは案外発熱量が高い割に、リテール(標準)のCPUファンのヒートシンクが薄いです。
弊社では出荷前のチェック時にPC全数に対してストレステストをかけておりますが、CPUだけでも100%の負荷をかけるだけで危険帯域まで温度が上がります。

そこでやはりケース内のエアフローの工夫が必要になるのですが、このPCに関しては、CPUファンをCore i7 Extreme用リテールファンに変更するか、サイドフローのCPUファンに変更することで解決することができました。
今までも何度か温度の問題に関する記事を書いてきましたが、温度対策というのは、「どこが問題なのか」次第で対策方法が変わります。
  • 発熱箇所の冷却能力が低い
  • 空気の流入量が少ない
  • 空気の排気量が少ない
  • 空気の流れがない(熱だまりがある)
問題がPC内のどこに発生していて(問題個所)、上記のどれが問題に当たり(原因)、どこをどう改善すれば良いのか(対策)。
…解説すると長くなるので、また今度にしましょう(ぇぇぇぇ


CG・デジタルコンテンツ作業用ということで、ビデオカードも重要です。
これまで、このお客様には歴代のハイエンドビデオカードを搭載したPCを納品してきました…。
その都度、レンダリング時間や動作状況などの情報をフィードバックしていただき、現在ではQuadro FX580に落ち着いております。
この事例の前はGeForce GTX 470だったのですが、ドライバの関係で納品当初からトラブルが発生してお客様にご迷惑をおかけいたしましたし、その前のGeForce GTX 285の時は入手性の最悪さから、納期でヒィヒィ言うハメになりましたし…。
こういった経験を繰り返し、弊社技術部は鍛えられています!(TωT)


あと、ついでみたいな形になってしまいましたが、OSはWindows 7 Professional x64 DSP版のダウングレード権を使用し、Windows XP Professional x64 Editionをインストールしております。
本来、ダウングレード権の執行権利はお客様にあります。
弊社では多忙なお客様に代わり、お手持ちのインストールメディアを使用してダウングレード作業を有償サービスとして代行させていただいております。
Windows 7のダウングレード権に関しての詳細はコチラ。
http://www.microsoft.com/japan/windows/windows-7/downgrade/default.mspx


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回の事例で使用したケースです。

もはや「ミドルタワー」と呼んで良いのかわからなくなるようなサイズですが、一応そういうふうにカテゴライズされてますし…。
昔からこれくらいのサイズのPCはありましたが、やはりワークステーション用で使用されており、今はゲーマーの方もスペックの関係でこれくらいのをお使いになる例が増えてますね。

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