2010年9月2日木曜日

キューブPC 事例1

今日から9月です。
Linux事例も飽きてきたので今月からは、先々月に宣言して実行していなかった、仕様や用途にフォーカスした事例をご紹介させていただきます。

今まではOSごとに分けて「~~ 事例X」みたいに統一できましたが、こういう形にすると、タイトルを統一しにくくなるんですよねぇ…。
仕様や用途なんて、必ずしも一つに絞れるものでもありませんので。
PCに限りませんが、モノにはいろんな顔がありますよね。
逆に言えば、独自の規格で動いていない限り、「専用機器」は使う人次第でいくらでも違う用途に転用できるということで。

たとえば、「組込専用」の製品とか。


はてさて、何のことを言っているやら。



【要望】

OS:Debianベース(カスタマイズ)

CPU:Core2 Quad Q6600
メモリ:2GB
HDD:160GB
ビデオ:オンボードで十分
USB 2.0:2ポート

・通常の高さのPCIカード1枚が使用できること
・キーボード、マウス、OS不要
・コンパクト(キューブ筐体)


【弊社が提案したPCの構成】

OSなし
チップセットIntel G33+ICH9DH XPC LGA775
CPUIntel Core2 Quad Q6600 2.40GHz/8MB
FSB1066 105W
メモリ合計2GB DDR2-667 PC2-5300 2GB x2
HDD160GB S-ATA 7200rpm 3.5"
光学ドライブDVDコンボドライブ(DVD-ROM&CD-ROM/R/RW)
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1 / HDMI x1
サウンド内蔵サウンド機能
ネットワーク10/100/1000Base-T x1
外部I/FUSB 2.0 x6 / mini IEEE1394 x1 / e-SATA x2
内部I/FPCI-E(x16) x1 / PCI x1
筐体キューブケース 250W
外形寸法幅200x高さ185x奥行300(mm)
その他
備考


先月までの流れで、Debian 事例4のつもりで考えていたのですが、カスタマイズしたDebianになる上、弊社がインストールするわけでもなく、どちらかというと、筐体がキューブである方が重要でしょうということになり、タイトルに至りますw

生産終了製品ですが、マザーボードのフォームファクタが"XPC"という点でお察しの良い方はすでにお気づきでしょう、某メーカーのベアボーンを利用したPC事例です。
弊社では様々なメーカーを取り扱っておりますので、こういったベアボーンを利用したPCの導入実績もございます。



残念ながら、その導入の実績から、あまり弊社ではキューブケースを利用したPCはあまりお勧めをしておりません。
ケース内エアフロー(構造上の問題)や電源やマザーボードの信頼性等、いろいろありまして…。
ご理解いただけるお客様にのみ、販売しております。
ただし、筐体の形状がキューブというだけで、マザーボードや電源に関して汎用製品を利用できる場合や、筐体内の構造がエアフローを考慮されたものもありますので、それはまた次回ご案内させていただきますね。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回の事例で使用したベアボーンです。

メーカーロゴは消してありますが、XPCという時点でバレバレという;

察してください。

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