2011年4月18日月曜日

組込PC 事例10

最近暖かくなってきたせいか、明るくなるのが早くなってきたせいか、ネコの朝が早いです。
たいてい私の起床時間よりも早く起き、ニャーニャー鳴いて私の安眠を妨げます。

仕方ないので、起きてネコに飯を用意してあげるのですが、飯を食おうとせずに、私がそれまで寝てた布団にもぐって寝始めるという。


キィィィィィィィィ( `A´)

ニャアアアアアアア(`ω´)


そして、壮大なバトルが展開されたりされなかったり。





【要望】

用途:FC(Factory Computer:産業パソコン)

OS:Windows XP Professional for Embedded Systems

筐体:横置きデスクトップ 黒

RAID:ARAID

光学ドライブ:DVD読込専用

USBポート:多めが良い



【弊社が提案したPCの構成】
OSMicrosoft Windows XP Professional
for Embedded Systems SP3 日本語
チップセットIntel P43+ICH10 ATX LGA775
CPUIntel Pentium Dual-Core E5800 3.2GHz/2MB
FSB800 65W
メモリ合計2GB DDR2-800 PC2-6400 1GB x2
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5" x2(RAID 1:500GB)
光学ドライブDVD-ROMドライブ 黒
ビデオnVidia GeForce 210 512MB PCI-E
D-Sub x1 / DVI-I x1 / HDMI x1
サウンド内蔵サウンド機能
ネットワーク10/100/1000Base-T x1
外部I/FUSB 2.0 x6 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E(x16) x1 / PCI-E(x1) x2 / PCI x3
筐体横置きデスクトップ 黒 420W 永久保証電源
外形寸法幅426x高さ352x奥行393(mm)
その他RAID BOX(RAID 1)
備考




「産業PCおてがら屋」本家サイトに掲載されている事例、PC-LEG107ですね。
※厳密にはPC-LEG107とは仕様が若干異なり、このブログの内容が当時実際に導入した仕様になります。

このPCは、今までもリピートで納品しており、その都度若干構成や筐体の色などは変更されていますが、基本的に「横置きデスクトップ筐体」「RAID BOX」「Windows XP」という点だけ変更なしで、その他ご予算に応じてハードウェア構成を選定しております。


特筆すべき点としては、まP43という微妙な廉価版のチップセットを使用している点でしょうか。
やはり予算の関係もありますが、P45ですと、PCIの本数が少ない(PCI-Eの本数が多い)というのも採用に至らなかった理由の一つとしてあります。
G41ですと、(マザーボードベンダーの考え方的に)コストを下げるため、M-ATXフォームファクタの製品ばかりでして、結果的にPCIの本数が少なくなってしまうんですね。
G41でATXの製品ですと、唯一把握しているのは、某産業マザーボードメーカーが出している1種類だけですね…と言っても、まだ発売はされていなかったような。
仕様はうろ覚えですが、PCIが4本か5本か…かなり貴重だった記憶があります。


CPUは、このブログでは珍しいPentium Dual-Coreです。
Core2ブランドが出てきて、Pentiumブランドは消えるかに思えましたが、Core2の廉価版として発表されたシリーズですね。
デスクトップCPUの廉価版はCeleronですが、そのCeleronとCore2の間に位置する微妙な製品群です。
Pentiumブランドは、Core2シリーズがCore iシリーズの世代になってもまだ存在しているのですが、要するに「メインストリームの若干廉価版」ということになるわけですね。

なぜPentiumブランドが残るのかって、やはり、Pentiumブランドの歴史があるから、そのネームバリューは大きいというIntelの判断なんでしょうね。
別に昔のPentiumシリーズの後継、というわけではないのですが。
ちなみに、現行のPentiumはアーキテクチャが以前のものとは全く異なりますので、同じデュアルコアといっても、Pentium Dの後継というわけでもありません。


この仕様で1点ご注意いただきたいのが、ビデオカードです。
下にあるリアの画像を見ていただければわかるかと思いますが、ビデオカードのポートが、D-Sub x1 / DVI-I x1 / HDMI x1という構成で、HDMIポートが真ん中にある場合、D-Sub 15Pinケーブルが接続しにくい可能性がございます。
今回のような場合、DVI→D-Sub変換アダプタが付属されていますので、DVIポートからD-Subへ変換してお使いいただくようにしております。

これは、この横置きデスクトップシャーシのPCIスロット周辺の形状仕様の問題なのですが、ビデオカードがDVI-I x2とか、D-Sub x1 / DVI-I x1というようなポート構成のビデオカードなら問題はありません。
また、D-Sub x1 / DVI-I x1 / HDMI x1というポート構成でも、D-Subポートが端っこにないカードなら問題はございません。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←横置きデスクトップシャーシの黒版です。

以前、これの白版をご紹介しましたが、黒もご用意できます。

←背面の画像です。

ビデオカードのD-Subポートの位置ですが、ケーブルによって、シャーシに干渉してしまう可能性があります。

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