2010年10月13日水曜日

レンダーファーム 事例2

喫煙を再開してからというもの、順調に量が増えています

再開当初は2~3日で1箱だったのが、徐々に2日で1箱になり、数えてみればすでに1日15本。
喫煙当初のペース(1日1箱)とまではいかないものの、ほとんど変わりません。
価格が上がる前に3カートン買ったのに、このペースだと来月上旬にはなくなってしまいそうです…。


電子タバコ?
あぁ、そんなのもあったねぇ( ´ー`)y-~~~



【要望】


用途:CG用のレンダリングファーム

【弊社が提案したPCの構成】

OSMicrosoft Windows XP Professional x64 Edition 日本語
(Microsoft Windows 7 Professional 64bit 日本語
 ダウングレード権使用)
チップセットIntel i5520+ICH10R E-ATX LGA1366
CPUIntel Xeon X5650 2.66GHz(TB 3.06GHz)/12MB
QPI=6.4GT/s 6C/12T 95W x2(計12C/24T)
メモリ合計24GB DDR3-1333 PC3-10600
ECC Registered 4GB x6
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5"
1TB S-ATA 7200rpm 3.5" x2
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオ内蔵ビデオ機能 D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x4 / シリアルポート x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x1 / PCI-E Gen2.0(x8) x2 /
PCI-E(x4) x1 / PCI x2
筐体ミドルタワー 865W
外形寸法幅178x高さ452x奥行648(mm)
その他17"ディスプレイ
GbEネットワークハブ(8ポート)
KVM切替機
備考



先日の事例とは別パターンですね。
今回は3台で構成しており、クロック的には若干今回の事例の方が早くなりますが、複数CPUを使うと、どうしてもロスが発生しますので、速度的には同等程度だと考えられます。
スペースや騒音の観点から、今回はこちらの仕様が採用されました。


ハードウェア的にはこれ以上特筆することはないのですが、そのままの設定だとお客様がお使いになっているソフトウェアで問題が発生することを確認しました。
とあるソフトウェアでは、どんなに軽い処理でもレンダリング途中でメモリ不足により処理が止まってしまい、とあるソフトウェアは起動途中で落ちてしまうとのことでした。

弊社で検証したところ、どちらもHyper Threading(以下HT)がONになっていることによる不具合のようでした。
前者のレンダリングソフトウェアに関しては、バッチファイルで「スレッド数の最大値を6スレッドへ変更する」というオプション(フラグ)を立てることで不具合が改善し、後者のソフトウェアに関しても、HTをOFFにすることによって起動・動作することを確認できました。

マルチメディアのソフトウェアは、負荷分散(クラスタ・コンピューティング)の恩恵を大きく受けられる分野ですが、6コア CPU、さらに2CPUのHTで計24スレッドでの動作を想定されていないのか、コア(スレッド)数が多いと不具合が発生する、という問題を抱えているようです。
恐らく6コアが新しいせいで、ソフトウェアのバージョン的な問題だと思いますので、近いうちにメーカーも対応していくと考えられます。
マルチCPU、マルチコアの方が処理性能が上がるソフトなのに、多すぎて不具合が発生するとは…と私も驚きましたが;

HTはPentium 4時代からの機能ですが、正直ソフトウェア側が対応していないということがよくあります。
マルチコア・マルチCPU自体は以前からあった技術ですが、HTはそれらの分散処理とはアルゴリズムが全く異なります。
マルチコア・マルチCPUは対応(推奨)していても、HTは対応していないと明言しているソフトウェアもあるくらいですので…。
ハードウェア的に優れた技術であっても、そのハードを活用できるようプログラミングされていなければ、意味がないどころか、このように不具合さえも発生させます。
特に、HTはONにしているだけで発熱量がグンと上がるので、OFFの時に比べ、PC全体の寿命も短くなります。
ご使用のソフトウェアがHTに対応していない場合、HTの恩恵を受けられない用途の場合は、OFFにすることをお勧めします。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回の事例で使用したケースです。

DP Xeon(特にTDPが高いCPU)は、それだけで発熱量がかなり高くなりますので、ケース中間にファンを搭載したサーバーシャーシを使うことをお勧めします。

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