2011年3月7日月曜日

MAGMA用HPC 事例3

本日は週始めだというのに、夜の街に繰り出してしまいましたので、帰りが23:00を過ぎてしまいました。
そんな日でも更新!


ストック作っといたので



【要望】

用途:Magma

OS:CentOS 最新版 64bit インストール済

USB-PS/2変換アダプタ(KVMスイッチ用)


【弊社が提案したPCの構成】

OSCentOS 5.5 64bit 日本語
チップセットIntel X58+ICH10R ATX LGA1366
CPUIntel Core i7 Extreme Edition i7-990X
3.46GHz(TB 3.73GHz / OC 4.26GHz)/8MB
QPI=6.4GT/s 6C/12T 130W
メモリ合計12GB DDR3-1333 PC3-10600 2GB x6
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5"
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオnVidia GeForce GT220 1GB PCI-E
DVI-I x1 / D-sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x1
外部I/FUSB 3.0 x2 / USB 2.0 x6 / IEEE1394 x1 /
e-SATA x2 / PS/2 x1(Keyboard)
内部I/FPCI-E Gen2(x16) x2 / PCI-E(x4) x1 / PCI x1
筐体ミドルタワー 600W 永久保証電源
外形寸法幅180x高さ352x奥行393(mm)
その他Intel Gigabit CT Desktop Adapter PCI-E
USB-PS/2変換アダプタ
備考


前回の仕様からCPUが変わっただけ…と思いきや、アタリを引いたのか、前回よりも2段階上のクロックにOCすることに成功しました!(4GHz→4.26GHz)
XeonのTDP 130W製品もそうですが、このクラスのCPUになると、同じ製品でもアタリCPUかハズレCPUかで、温度の上がり方の差に結構大きな違いが出てきます。
前回の仕様から、CPUの定格クロックは1段階しか上がっていませんので、順当に行けば、OCしても1段階しか上げられないのですが、2段階上げられたのは…吉と出るか凶と出るか;
次回、同じ構成でご要望をいただいた時に、同じクロックにOCできるか…今の段階から若干戦々恐々としております;

今回もMAGMA用としてチューニングを行っておりますが、前回もお話した通り、納入時には安定動作を考慮し、マージンを用意しております。
HT ONの4.4GHzでOSの起動とエージングプログラムの動作を行ったところ、12時間以内に1スレッドだけプログラムが落ちておりました。
1段階クロックを下げ、4.26GHzのHT ONで同じプログラムを走らせ、全てのスレッドのプログラムが12時間以上問題なく動作したことと、熱暴走の危険がないことを確認した上で、HT OFFの状態で納品させていただいております。
※ただし、前回記述しました通り、これは弊社でOC自体をサポートするものではありません。
 リスクとご協力をご理解いただいた上でのサポートになります。


また、そろそろSandy Bridgeの出荷の目途も立ってきましたので、場合によってはMAGMA用HPCも、Sandy Bridgeの構成で出せるのでは?という可能性を検討しております。
Core i7 i7-2600KもクロックフリーCPUなのですが、発熱量が少なく、OC耐性も良いということで、弊社技師Sの自宅用PCでは、4.66GHzで動作しているということです。
5GHzオーバーまでOCしている例もあるそうですが…このクラスになると空冷ではなく水冷になるようですね。
そういったことを見越して、弊社でも水冷の検証を行っておりますので、そういった事例をご紹介でき日もそう遠くはないのかな、と思います。
Sandy Bridgeの検証結果については、また後日ご紹介しますね。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←Core i7 i7-990Xのリテール製品です。

Sandy Bridge仕様になったらこの箱ともオサラバですね…。
Extreme EditionもX58製品も価格が高いので、Sandy Bridge仕様に変更できれば、かなりコストを抑えられると思います。

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