2011年3月28日月曜日

研究・開発PC 事例2

最近、タバコの本数が減りました。
というのも、「同じ410円なら、長い方が(略」という丸出しの思考から、100mm(ロングサイズ)に変更したからなのです。
100mmだからといって、長くなった分そのまま吸える量も増えるというわけではありません。
ぶっちゃけ、吸える部分よりもフィルターのほうが長くなってますw

しかし、人間の体というのは不思議なもので、1x年も同じものを吸ってると、タバコ1本の量を体が覚えてしまいます。
また、1x年も吸ってると、多少の誤差はあれ、日々同じ時間に同じ量を吸うようになります。
通常、1本分の量で事足りる時間帯に100mmを吸うと、「いつも以上に吸った」感を味わうため、「しばらくいいや…」という感覚に陥ります。
また、通常チェーンで2本・3本吸う時間帯に100mmを吸うと、1本か2本で「いつも分くらいに吸った」感覚を味わいます。
結果的に、自然と1日に吸う本数が減る、というわけですね。

通常、1日18本(約1箱)だったのが、休煙後は1日15本くらいになり、またそのうち1日18本(約1箱)ペースに戻りましたが、100mmにしたら、一気に1日10本にまで減ったのです。
最近になって、「毎日何本吸ったか記録しとけばよかった…」と思いましたw
こういうのの推移を線グラフにしたら、おもしろいと思いませんか?
数日、数週間程度では面白くありませんが、数か月、数年単位で記録を取って、自分でそれを眺めてニヨニヨするのには、非常に興味があります。


私だけですか。そうですか。


ちなみに、吸う量が減ったからといって、だんだんやめていくとか、そういうことは特に考えていませんので悪しからず。
特に悪しくもないですね。




【要望】


OS:なし

マザーボード:安定しているもの
CPU:Core i7-960
メモリ:3GB
ビデオ:ランクは低くて良い(アナログRGBがあれば良い)
電源:おまかせ

静音加工


【弊社が提案したPCの構成】

OSなし
チップセットIntel X58+ICH10R ATX LGA1366
CPUIntel Core i7 i7-960 3.20GHz(TB 3.46GHz)/8MB
QPI=4.8GT/s 4C/8T 130W
メモリ合計3GB DDR3-1333 PC3-10600 1GB x3
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5"
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオATI Radeon HD 4550 512MB PCI-E
ファンレス LP対応
D-Sub x1 / DVI-I x1 / HDMI x1
サウンド内蔵サウンド機能
ネットワーク10/100/1000Base-T x2
外部I/FUSB 2.0 x10 / IEEE1394 x1 / PS/2 x2
内部I/FPCI-E Gen2.0(x16) x2 / PCI-E(x4) x1 /
PCI-X x2 / PCI x1
筐体ミドルタワー 600W 永久保証電源
外形寸法幅205x高さ430x奥行468(mm)
その他
備考静音加工



弊社が謳っている「R&D専門商社」として、実は一番メインとして導入させていただいている、研究・開発用のPC事例です。
…が、ぶっちゃけこれといった特殊な仕様のものって案外少なくて、中々紹介できないんですよね…;
いやまぁ、普通の仕様のPCでも紹介して別に良いと言えば良いのでしょうが…。
ねぇ?(何


というわけで、ぶっちゃけハードウェアの仕様的に特殊な点はありません。
今回の事例で特筆すべきは、やはり「静音加工」ですね。
OA用途でも、PCは静かな方が良いとご要望をいただくことはままありますが、今回のそれは、若干意味が異なります。

今回のPCは、浜松にある某音響機器メーカー様に導入させていただいたもので、ソフトやハードの開発用途で使用されます。
微量のノイズが開発に大きく左右されますので、弊社も真剣勝負です。
また、別の音響機器メーカー様へは、レコーディングブースへ設置するため、サイレントPCを導入させていただいたこともございます。
この辺は、浜松ならではという感じですね。


静音加工に関しては、以前投稿したまだ完結していない熱対策の話にも関係してきます。
基本的な考えは、「音の発生源を減らす」「音量を下げる」「音が外に漏れないようにする」「振動を減らす」ということですね。

「音の発生源を減らす」のは、例えばファンレスビデオカードの採用ですね。
結局、音の発生源は、PCの場合ファンの回転音(風切り音)やモーターの駆動音(+振動音)ですので、まずこれらの発生源を減らします。

「音量を下げる」のは、例えばファンでしたら回転数を落とします。
これはBIOSで設定することが多いのですが、ファンがPWM制御である必要があります。
製品によっては、ツマミや別コントローラで直接ファンの回転数を制御できるものもあります。

「音が外に漏れないようにする」のは、筐体の気密性を高めたり、吸音シート(例:AINEX MA-041B)を使ったりします。
筐体の気密性は、ケースの選定から始まりますね。
鉄板の厚さであったり、鉄板の質であったり、吸気・排気口の大きさや数を考慮します。
吸音シートは、音の指向性や音の出口(外へ漏れる場所)を考えて貼ります。

「振動を減らす」のは、筐体にインシュレーターを用意したり、HDDとケースの取り付け部の間にゴム(例:AINEX MA-032)を使用したり、制振シート(例:AINEX MA-051)を使用したり、ネジを増し締めしたり…と、これはいろいろグッズや方法があります。
要は、振動が外部に伝わりにくくしたり、共振しないようにしたり、PC自体を重くして揺れにくくしたりする、という考えですね。


ちなみに、完全ファンレスPCも導入させていただいたことがありますが、その分処理能力が低いんですよね…。
当然、ファンの回転数を落としたり、ファンレスの製品を使用したりすると、熱の問題が発生しますので、PCの処理能力と熱処理能力のバランスを見て加工を行います。

また、静音加工用のグッズはいろいろとありますが、効果的に使う必要があります。
構成(ケースの構造や内部スペック)によって加工方法は毎回変わりますので、単一的な方法はありません。
例えば、PWM制御のファンを使用して、BIOSで一番静かな設定にしても、負荷がかかれば回転数は上がりますし、その性能によっては、電源ファンの回転数まで上がって、結果的に音量が大きくなってしまうこともあります。
BIOSのファン回転制御(引いては、CPUやシステムの熱検知)アルゴリズムによっては性能が悪かったり、「安定動作」指向だったりすることもありますので、こういった場合はむしろ固定回転数のファンに変更する方が、結果的に静音だったりする場合もあります。

あくまで、上記のような「考え」に従って、結果的に静音になるよう、 弊社も試行錯誤の繰り返しです。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←今回使用したケースです。

元々静音を謳われているケースで、密封性が高く、サイドパネルに制振兼吸音シートが貼られており、HDDのネジ留め部分がゴムになっており、ファンの回転数もコントローラで制御が可能です。
今回は、更に加工し、静音性を高めました。

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