2010年6月21日月曜日

Scientific Linux CERN 事例1

酒は百薬の長されど万病の元。

適量ならストレス解消やコミュニケーションツールとして役に立ちますが、呑みすぎはいけません。
ええ。
もう。
ホント…。




ご迷惑をおかけいたしました…orz





…とか言いつつ、ご迷惑をおかけした記憶も吹っ飛んでるんですけどねwwwwww

ぃぇあの、上司が「今日は無礼講だ!(゚∀。 ≡ 。∀゚)ノ ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」とか言うもんで…。

皆さんもいいオトナなんだから、自己管理しなきゃダメですよ!



【要望】

用途:解析

OS:Scientific Linux CERN 4(SLC4 32 or 64 bit)
CPU:高速な物(Intel製CPU)
メモリ:32ビットの限界(4GB?)
HDD:500GB程度でアクセスが高速なもの


【弊社が提案したPCの構成】

OSなし
(Scientific Linux CERN 4(SLC4 32 or 64 bit)予定)
チップセットIntel P35+ICH9R ATX LGA775
CPUIntel Core2 Quad Q6600 2.40GHz/8MB FSB1066 95W
メモリ合計4GB DDR2-667 PC6-5300 1GB x4
HDD500GB S-ATA 7200rpm 3.5"
FDD内蔵FDドライブ
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
ビデオnVidia GeForce 7300LE 128MB PCI-E DVI-I x1 / D-Sub x1
ネットワーク10/100/1000Base-T x1
外部I/FUSB 2.0 x8 / IEEE1394a x1 / e-SATA x2 /
PS/2 x1(Keyboard)
内部I/FPCI-E(x16) x2 / PCI-E(x1) x1 / PCI x3
筐体ミドルタワー 400W 永久保証電源
外形寸法幅198x高さ420x奥行450(mm)
その他
備考


ご要望をいただいたのが2年前ですので、仕様が古いですね;
でも、使用するパーツに多少違いがあるものの、今でも似たような仕様はご案内できます。

Scientific Linux CERN(以下SLC、CERN Linuxとも言います)は、Red HatベースのScientific Linuxを元に、CERN(欧州原子核研究機構)が再編集したディストリビューションですね。
前回ご紹介したVine Linux 事例1では、cernlibをインストールした状態で納品させていただきましたが、このCERN Program Libraryは、物理学の分野で使用される解析ツール群で、これも名前の通りCERNが開発したライブラリですね。

最終的には(価格を抑えるため)コンシューマ向けマザーボードを使用したのですが、当初はi3000+ICH7Rのサーバ用チップを搭載したマザーボードでご案内しておりました。
というのも、SLC 4.x(当時の最新リリース)を見ると、Linux Kernel 2.4.9を利用しているため、ハブ(ICH)…もっと言うとS-ATA / P-ATAの認識面で不安があったためです。
しかし、実際に動作確認をしたところ、SLC 4.5でHDDの認識等は問題ありませんでしたので、こういう形でご案内させていただきました。
同様に、当時ちょうどFSB1333のCPUがリリースされた頃だったのですが、カーネルの世代的に動きが怪しい面もあり、FSB1066のCPUでQuad CoreのCPUを選択しております。

HDDに関しては、普通のS-ATA HDDですが、当時250GBプラッタのHDDが発売され、その速度アップに、IT業界や一部のPCマニアに詳しい方の間で話題になった代物です。
これのちょっと前に話題になった、Western DigitalのRaptor(S-ATA接続の10000回転製品、お値段高め)と同等の速度を叩き出したということで、コストパフォーマンスの面ではかなり印象的でしたね。
この頃から、RAIDやらSASやらマルチレーンやらSSDやらで、「ストレージの転送速度」アップ戦争に拍車がかかってきたように思うのは私だけでしょうか…。


ところで、お客様から「SLCが動くPC」としてご要望をいただいたのは、後にも先にもこの事例だけです(cernlibもそうでしたが;)。
比較的珍しいディストリビューションの部類に入ると思いますが、弊社のお客様は研究・開発分野の方が多く、こういった案件で学ばせていただくのは非常に貴重ですね。


気になる方は、是非是非コチラへ。


←CERNのロゴですね。

SLCのロゴは、これの横っちょにペンギンが座ってますw
最新のリリースは、Red Hatに追随する形で5.5になります。

http://linux.web.cern.ch/linux/

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